ローソングループ、社員の挑戦成果をシェアするイベント開催

バックオフィスの効率化を進めたことで、「社長賞」を受賞したのは、ローソン首都圏カンパニー東京営業部南多摩支店マネジメントコンサルタントの恩田ゆう氏と、東北カンパニー東北営業部岩手南支店の佐々木朱理氏。恩田氏はスーパーバイザーとして毎日実施していたレポートの印刷作業をDXで効率化した。佐々木氏は請求書を承認するために必要な職印をスマホで承認できるようにするプロジェクトを推進した。

恩田氏は、「DXにはまず知識が必要だった。そのため、個人で勉強を進めるとともに、教育システムを積極的に活用した」と語る。南多摩支店のスタッフが率先して取り組み、その成果を東京営業部全体に広げるため、勉強会を何度も実施し、対話を重ねたことが取り組み成功の要因だと説明した。「DXの実行は最終的に人間が担うものであるため、コミュニケーションや学びが不可欠だ」と強調し、人と人との連携の重要性を訴えた。

佐々木氏によると、以前は支店長が自分の名前や日付などを記すための職印を押す必要があった。支店のスタッフが急ぎでハンコを求めても、支店長が近くにいない場合、移動に多くの時間がかかるなど、非効率的だったという。「DXを活用することで、移動中でも内容を確認し、ハンコを押したのと同様の処理が可能になった」としており、DX導入による業務効率化の具体的な成果を強調した。

前のページ 次のページ
1 2 3 4 5
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ