「AIでSEOは終わるのか?」―経営・現場レベルでリアルな対応方針を検討してみた!

AIの浸透により、消費者の情報探索行動が変化をし、検索行動が減少し、結果的にSEOを起点としたコンテンツマーケティングが通用しなくなるのではないか?という懸念が生まれています。「SEO is Dead.」は真実なのか?コンテンツマーケティングの実務を担う、SEOの専門家、上田寛人氏が、SEO界隈の有識者に見解をヒアリングし、その真実に迫ります。
※本記事には後編があります

ここ最近、「AIによってSEOのトラフィックが減少!AIでSEOが死ぬ・時代遅れになるのではないか?」という話が、SEO界隈だけでなく、情報感度の高い経営層の間でも盛り上がっている印象です。

私はデジタルレトリバーという会社で支援業として「マーケティング全体の戦略策定」と「コンテンツマーケティング」の2つの仕事をしています。これまでは後者のコンテンツマーケティングの文脈でしか聞かなかった「AIがSEOに与える影響」に関する質問を、前者の戦略策定支援の文脈でも聞くようになりました。「SEOはAIにとって代わられるんじゃないか。どう対策すればいいのか?」という声が多く聞こえるようになってきたのです。 

本当にAIの浸透で、SEOは死んでしまうのか?皆さんの疑問に応えるべく、私が主にマーケティング全体を見る立場として、AIによる人々の検索行動の変化に対して、どのように対処していくのが良いかを調査・検討した現時点での結果をお伝えしたいと思います。

今回の検討にあたってはSEOの代理店や大企業のSEO担当の方など、複数名にヒアリングしてある程度の認識の一致が取れた部分と、私の個人的な予測とをを分けてお伝えするようにします。

注意点として、こちらの内容は、あくまで2025年5月時点のAIの性能や状況を前提にしています。AIの世界は日進月歩なので、1年後も同じ前提かどうかはわかりませんが、少なからず現時点で私が出している対応方針をお伝えします。

次のページ
1 2 3 4 5
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ