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成功率は0.02%!?「あごだしチャレンジ」が今年は600メートルに!

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久原醤油は2015年11月、5万円が当たるプレゼントキャンペーン「くばら あごだしチャレンジ」を実施した。しかし、ただのプレゼントキャンペーンではない。応募条件は「スマホサイトを見るだけ」だが、昨年の実施時ではスマホサイトは当時日本最長(同社調べ)の400メートルという長さで公開。最後までスクロールした人だけが応募フォームにたどり着けるという、従来にない「忍耐力テスト型プレゼントキャンペーン」だ。

その「あごだしチャレンジ」が今年は1.5倍の600メートルに延長され、戻ってきた。今年は10月24日〜11月2日までの10日間限定で、毎日1名に6万円が当たる。このサイトは、トビウオの飛行距離600メートルの長さでつくられている。iPhone7に換算すると、約6000画面分の距離(画面縦幅104mm のiPhone7が5,769画面分として計算)をひたすらスクロールしなければ、応募フォームまで到達できない仕組みだ。距離が伸びただけに、応募までにかかる時間も約40分~1時間程度かかるという。

「くばら あごだしチャレンジ」キャンペーンサイト
600メートルスクロールすると、応募できる「忍耐力テスト型プレゼントキャンペーン」

今年600メートルに距離を伸ばした理由は、400メートルがあご(トビウオ)の最長飛行距離だと考えていたが、ウィキペディアの「とびうお」記事を見ると、「大型のものであれば600m程度滑空するものがある」と書かれていることに気づいたためだという。「皆さんには本当の『あご(トビウオ)の身体能力』を体感してほしいと、この事実発覚に伴ってWebサイトを600メートルに変更し、1年越しでまた開催しました。距離が200メートルも延びたお詫びに、賞金を昨年の5万円から6万円にアップしています」と担当者は話す。

昨年の「あごだしチャレンジ」では、10日間のサイト訪問者(UU)が25万人、応募総数は5万通だった。何度も挑戦した応募者を除くと、約4万人が挑戦し、その成功率は15%程度という。一方今年の成功率や成功のコツを、担当者は次のように話す。「これは大変言いにくいのですが、昨年と同程度の応募数だったとすると、今年の成功率は平均で0.02%となります。ただ、これは日によって変動します。昨年は、土日の訪問者がかなり減ったので、その当選確率も高くなりました。また、脱落者が多いせいでキャンペーンの後半になるにつれて挑戦が減ってきます。期間の後半はチャンスだと思います」。

実施するにあたり、「私たち久原醤油はスーパーをはじめとする流通の方々に販売してもらう調味料を中心につくっていますので、いちばん私たちを知ってほしいメインターゲットは、ご家庭で料理をする女性の方々です。しかし、この『あごだしチャレンジ』には、あご(トビウオ)の素晴らしさ、あごだしの美味しさを全国のあらゆる皆さんに知ってほしいという思いを込めています。ただサイトをスクロールするだけですので、幅広い年代の方にチャレンジしていただきたいです。スマホ時代になって世の中は格段に便利になりましたが、その分、腕が疲れるほどの体験、忍耐力の問われる挑戦をする機会は減っているのではないでしょうか。日常にない達成感を味わう機会にしていただけたら」と担当者は思いを語った。


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