コラム
プレゼンテーションの奥義
数々の“伝説のプレゼン”のエピソードを持ち、人をあっと驚かせるような多彩なプレゼンスタイルを持つ著者が、それを生み出す「哲学」と「奥義」を語ります。広告表現から商品開発、企業戦略へと活躍する領域が拡大しても、そのベースにあるものは、全く変わらない。“プレゼンはエンターテインメントだ”と考える著者がこれまで開発してきた作法を、初めて公開します。
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第7回本質からの変革を起こす、真のクリエイティビティを(白土謙二)
「その表紙」の一行目には、「Transforming our world=我々の世界を変革する」というタイトルが明記されています。<これまでのやり方を全部変えるぞ!>という覚悟と勇気を持たずに、ただバッジを付けているだけでは世界は変えられません。 -
第6回巻(六)プレゼンとは“シンプル”なものである。
パワーポイントを上手に使って、スマートなプレゼンをする人が増えている。ポケットに片手をつっこみステージ上を歩き廻りながら、著名な学者やカリスマ経営者のスタイルを模倣したプレゼンをする人もいる。そのような同じスタイルのプレゼンが続くと、なんだか笑ってしまいそうになる時もある。まったく個性がないのだ。 -
第5回巻(五)プレゼンは“知的ゲーム”である。
オリエンに対して、きっちり合わせた答えをもっていくのが、プロフェッショナルと思っている人が増えている気がする。私たちの仕事がクリエイティビティを期待されているのだとすれば、オリエンに合わせた内容についてのプレゼンをするだけで受け手がワクワクするようなものになるだろうか。 -
第4回巻(四)プレゼンの切れ味は“一行”にある。
それが良いプレゼンかどうかを見分ける方法は、実は極めて簡単である。仮に、自分が1時間のプレゼンテーションを受ける立場であったとしたら、その冒頭で、プレゼンテーターにこう言ってみればよい。「すみませんが60分ではなく、1分でやっていただけませんか?」 -
第3回巻(三)プレゼンの良悪は“オリエン”で決まる。
最も大切なのは、広告やPRをしていく商品やサービスがどのような志や想いから生まれ、どのようなお客様に利用していただきたいのかをきちんと知ることだ。できれば宣伝部や広告部の方々からだけでなく、開発した方々や売るために日々苦心されている営業の方々を自分で直接お尋ねして納得できるまで取材することだと思う。 -
第2回巻(二)プレゼンは“密室の演劇”である。
私の周りにも、「あの人のプレゼンは凄い。」と噂される人が何人もいる。しかし、私はその人のプレゼンを一度も見たことがない。何故なら、一緒に仕事をしたことがないからだ。一緒に仕事をしたいと思っていても、その人がライバルのクライアントを担当している限り、それは叶わぬ夢である。 -
第1回巻(一)プレゼンは“決定のための儀式”である。
プレゼンとは、ビジネス上の決定を行うための儀式である。時々、プレゼンの後で「今日は良い議論ができた。」とか「ウケましたね。」などとコメントする出席者もいるが、全体がいかに良い雰囲気で進行されようとも、そこで何の決定も行われないとすれば、そのプレゼンには意味がない。
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プレゼンテーションの奥義
白土 謙二
1952年生まれ。77年電通入社、以来約20年間クリエイティブディレクター、CMプランナー、コピーライターをつとめ、現在は企業の経営・事業戦略、商品開発、ブランドコミュニケーションなど、戦略と表現の両面から、あらゆる領域の統合的コンサルティングを行う。
1952年生まれ。77年電通入社、以来約20年間クリエイティブディレクター、CMプランナー、コピーライターをつとめ、現在は企業の経営・事業戦略、商品開発、ブランドコミュニケーションなど、戦略と表現の両面から、あらゆる領域の統合的コンサルティングを行う。