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「2015 年度グッドデザイン賞」の審査委員長に、永井一史氏

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日本デザイン振興会による「2015 年度グッドデザイン賞」の審査委員長に、HAKUHODO DESIGNの代表取締役社長 永井一史氏が就任した。

審査委員長 永井一史
氏

永井氏はアートディレクターとして過去11年にわたり同賞の審査委員を務め、今回初めて審査委員長を務めることとなった。2010年度より審査委員長を務めた深澤直人氏の後任となる。副委員長にはプロダクトデザイナーの柴田文江氏が就任した。
社会の課題に対してデザインは何ができるのかを自分のテーマとして、この10年間、さまざまな取り組みを行ってきた永井氏。審査委員長の就任にあたり、次のようにコメントしている。「デザインには社会を変える大きな力があると確信しています。59年間にわたって日本の産業と社会の活性化に貢献してきたグッドデザイン賞が、これからも率先して、次の時代を切り拓く新たなデザインの種を見つけ出し、世の中に広げていく役割を担っていければと考えています。プロダクトデザイナー以外の審査委員長は珍しいこともあり、大変な重責ではありますが、デザインの可能性を広げていくためにも精一杯役目を果たしたいと思います」。
「2015年度グッドデザイン賞」は、4月2日より応募受付およびグッドデザイン・ロングライフデザイン賞への推薦受付を開始。6月3日の締切後、審査が行われ、9月29日に受賞デザインが発表、10月30日より受賞展「グッドデザインエキシビション2015(G展)」:が開催される予定。
今年度より初の試みとして、「フォーカス・イシュー」を設定。「フォーカス・イシュー」とは、日本の社会が世界に先駆けて向き合わなければならない課題や、今後人々のより大きな関心事となって社会を動かしていくことが予想される12のテーマ。審査委員は、それらのテーマに対してデザインがどのようにかかわり、デザインに何ができるのかという問題意識を持ちながら審査に臨む。またフォーカス・イシューを通じて、受賞したデザインの価値をより積極的に社会へ伝えていくことを目的としている。


審査委員長 永井一史

アートディレクター/クリエイティブディレクター

HAKUHODO DESIGN代表取締役社長

多摩美術大学美術学部統合デザイン学科教授
1985年多摩美術大学美術学部卒業後、博報堂に入社。2003年、デザインによるブランディングの会社HAKUHODO DESIGNを設立。2007年、社会的課題の解決に取り組む「+designプロジェクト」を主宰。毎日デザイン賞、クリエイター・オブ・ザ・イヤー、ADC賞グランプリなど国内外受賞歴多数。2015年4月から東京都「東京ブランド」クリエイティブディレクターに就任。

 

副審査委員長 柴田文江

プロダクトデザイナー 
Design Studio S代表
武蔵野美術大学 造形学部基礎デザイン学科教授


武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、(株)東芝を経て、Design Studio Sを設立。エレクトロニクス商品から日用雑貨、医療機器、ホテルのトータルディレクションまで、インダストリアルデザインを軸に幅広い領域で活動をしている。毎日デザイン賞、グッドデザイン金賞など多数受賞。


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