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コラム

野呂エイシロウ「テレビPRで、売り上げをつくる!」

どうして、そのAVビデオを手にとってしまったのだろうか?

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タイトルで、リリースの9割は決まります。

リンクドインが、ローンチしたので、早速登録中。だがこの締切もあるので、まずは書きます。

そもそも、宣伝会議のアドタイのタイトルとして、“AV”は、望ましいかどうか?編集長がどの様な判断をするのか?気になりますが、大丈夫でしょう。なにせ、このコラムを書いている人の中でもっと、ユルユルな放送作家兼戦略的PRコンサルタントなのだから。

それにしても、佐々木康晴さんの「君は、ニューヨークの女子高生を泣かせることができるか?」は面白かった。それに比べてボクは、「AV」である。カッコ悪すぎるではないか。そういえば、このコラムをスタバで書いていたら、某PR会社のY嬢に声をかけられ「いつもアドタイ楽しみにしていますよ」。それなのに今週はAVである。Y嬢は、一緒に仕事をしていた頃は、本当に嫌な女性だったがすっかり「STORY」の読者モデル?と思えるほど、変身していた。

さて本題。実は、AVビデオというのは、当然中身を見てからレンタルできるわけではない。背表紙のタイトルが勝負。ずらりと並んだ背表紙の文字を見ながら、いろんなことを想像して決めるしかない。間違っても「すみません!最初の1分見せてもらっていいですか?」ということにはならない。雑誌や本の立ち読みや映画のDVDの様に、テレビCMが流れることはない。タイトルと数枚のビジュアルだけで勝負である。その為、想像を湧き立たせるすごいコピーで、レンタルさせるのである。

そう、「プレスリリース」と一緒である。今度、広報セミナーを頼まれているのだが、それで「タイトルはAVビデオに学べ!」といって大丈夫かどうかはさておき、それくらいの勢いで考える必要があるのである。

ボク的には、タイトル9割だと思います。リリースを受け取ったメディアの担当者が、ちゃんと読むかどうかは、リリースのタイトルで決まります。そして、そのメディアの大半は男性。ほらAVと一緒です。何千本と並んだ棚から思わずとったAVビデオ。そこには、あなたが気になったキーワードがあるのです。それをぜひとも、プレスリリースにも生かしましょう。

ちなみにタイトルの文字数は16 文字が望ましいと思います。ボク的には採用される確率が高いと思います。というのも、テレビ番組のスーパーが16文字で、心理的にも、一瞬で読める文字数の限界だそうです。ちなみに、テレビマンたちは、新聞のテレビ欄のタイトルに命をかけています。視聴率が全然違うのです。まさに“言霊”です。ボクも頑張らねば。

踊る!戦略的PRコンサルタント

さて、ボクは、言葉攻めだけをしているわけではない。CM撮影に行ったら、「野呂さん、これ着てください」と黄色いTシャツを着せられ、24時間テレビの「サライ」を歌うのかと思いきや、いきなりダンスの練習。気づけば熊のエクスベアと共に、撮影に参加。

そう、言葉だけではありません。身体もつかいます。クライアントのためなら……。それが、ボクの仕事です。

ちなみに、さっき某転職サイトの美人広報と打ち合わせをしているときに、このアドタイの話になった。で、「アドタイってなんだっけ???」と言ったら「知らないのですか!」と罵倒されました。今頃、「アドバタイムズ」という正式名称を知りました。タイトルのことをあれだけ言っておきながら、すみません。編集長!


野呂さんがダンスをした「Expedia」のCM


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