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ソーシャル消費で若い才能を支援 パルコがファンドを設立

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WEBやグラフィックのキービジュアル、キャッチフレーズなどの制作は電通が手掛けた。コピーは電通・薄景子氏によるもの。

パルコは20日、ファッション分野における若い世代の才能を応援するプロジェクト「FIGHT FASHION FUND(ファイト・ファッション・ファンド)」をスタートさせた。

日本を拠点に活動する若手ファッションデザイナーなどが対象で、パルコが持つネットワークや販路、プロモーションやイベントのノウハウなどの資産を活かした事業支援を行う。同時に彼らの趣旨に共感し、「応援したい」と考える生活者個人を巻き込み、資金を集める。ファンドは1口3万円からと少額に設定したほか、出資者と出資先のつながりを深めるコミュニティなどの機会も創出していく。

ファンドの設立趣旨について、パルコの阿部正明氏(常務執行役)は「当社はエンタテインメントを通して、若い才能ある人々を輩出してきた企業。生活者個人が出資先を応援できるファンドは、今の時代に適した“ソーシャル消費”の仕組みだと考えている。事業というより、CSR活動と位置づけている」と説明している。

20日には、16日から都内で開催中の「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク東京」に合わせ、記者会見を実施した。左から日本ファッション・ウィーク推進機構の信田阿芸子氏、パルコ・阿部正明氏。ミュージック・セキュリティーズの小松真実・代表取締役。

運営にあたっては、ミュージシャンや地方の名産品などを対象とした130本のファンド取り扱い実績を持つミュージック・セキュリティーズ社(東京・千代田)のスキームを活用した。20日から出資先のエントリーを受け付け、書類審査・面接を経て12月中旬に決定。来年1月下旬から4月下旬にかけて、支援者を募る。1事業者あたりの出資額の上限は最大400万円とした。いずれもWebを通じて募集する。