香取慎吾が描いた表紙画で話題 女性版『週刊文春』立ち上げの裏側

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「新しい地図」を描く場所として提案

—表紙は香取慎吾さんが手がけ、巻頭の新春スペシャル対談には「新しい地図」の3人が登場しています。今回、彼らに依頼したのはなぜですか。

一番初めに決めたのが表紙画の案でした。アートディレクターと「絵だけでなく、生き方も新しい感じがする人がいいよね」と話し合っていたとき、2人して「香取さん?」と名前が出たのがきっかけです。

新しい地図の3人は平成を代表するスターでありながら、40代ですべてを失うかもしれない決断を下しました。一方で、非常に楽しそうに新しいチャレンジをしている。その生き方が純粋にいいなと。まさに新しい地図を描く場として誌面を使っていただけたらと思いました。

—世間では「SMAP解散騒動の発端が文春だっただけに驚いた」という声も多かったですね。

もちろん依頼前は賭けのような気持ちではありましたが、快く引き受けてくださって。スペシャル対談のうち、萩本欽一×香取慎吾、阿川佐和子×稲垣吾郎の2本は文春からの転載です。新規で取材した草彅剛さんの対談相手はSMAPと縁の深い笑福亭鶴瓶さんに依頼しました。

鶴瓶さんは「自分がやるからにはここまでは聞かないと、世の中が満足しないだろう」という思いもあったのか、かなり踏み込んで聞いてくださいました。横で聞いていて「どれだけ文字にできるんだろう」と思ったくらいです。しかし、文春は「ここは書かないでおこう」という忖度のないところが強み。ほぼそのまま載せているので、時代の証言としても貴重だったと思います。

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