コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

引っ込み思案の女の子が芸能界でスキルを磨き、上京して演技派女優になるまで(ゲスト:奈緒)【前編】

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高校時代はガムテープ先輩に片思い

中村:奈緒さんと言えば、朝ドラの『半分、青い。』のヒロインの親友役と、秋元康さんが企画・原案のドラマ『あなたの番です』。

澤本:あれでいきなり、“強烈な演技をする女優”として認知されちゃったじゃないですか?もともと話が来た時に、ああいう役になっていくと分かっていたんですか?

奈緒:初めて聞いた時は、「面白い役だよ」と言われていて(笑)。「どういう感じですか?」って聞いたら、「ちょっとメンヘラな女の子で隣に住んでいるみたい……」というのが、最初に聞いていた情報でした。

澤本:それが、すごいメンヘラでしたね(笑)。

奈緒:ちょっとじゃなかった(笑)。もともと尾野ちゃんっていう役は、最初からあそこまで激しい女の子ではなくて、どんどんエスカレートした……という感じでした。

澤本:じゃあ、流れ的に、この子はエスカレートさせたほうが面白いんじゃないかという雰囲気が出てきたのかな?

奈緒:脚本家の福原充則さんとお会いした時に、「いやぁ、もう奈緒さん何でもやってくれるので筆が乗ります」と言われました(笑)。

澤本:すごい!何でもやる女優(笑)。

中村:実際には、そういう盲目的な恋はしたことあるんですか?片思いとか。

奈緒:片思いはあります。高校の時にもう、すごく好きな先輩がいて、“ガムテープ先輩”って呼んでいたんですけど…。

中村:どういうことなんですか?

奈緒:足を見て好きになったんですよ(笑)。

中村:美脚だったってこと!?

奈緒:違うんです(笑)。私はハンドボール部のマネージャーをやっていたんですけど、その先輩はサッカー部の方で。同じグラウンドを使っていた時に「ねえねえ、ハンドのマネさん、僕にもお水ちょうだい」って言われて。最初足元しか見えてなくて、スリッパが真っ二つに割れているんですよ。それをガムテープでぐるぐる巻きにしていたんです。それでキュンとしちゃって……(笑)。「なんだこのスリッパは!」と思って、パッと顔を見たらすごいかっこよくて……あ!顔で惚れたのかな(笑)。

澤本中村:(爆笑)。

奈緒:ギャップからですね。それにキュンとして、それからずっと片思いしていました。

中村:奈緒さんが言うと、急にいい感じになりますね。ボロボロのスリッパをガムテープでぐるぐる巻きにするやつなんて、ろくなやつじゃないよね?

澤本:うん。でもほら、今はいい話にも聞けるし、あの『あな番』のキャラを考えると“そっち系の人”だって。「やっぱり、ぐるぐる巻きとか好きなんだ!」とか(笑)。

中村:「私もぐるぐるして!」みたいな(笑)。ちなみにガムテープ先輩には思いを伝えられず?

奈緒:伝えました。そしたら「そうかなって思っていたよ」って……。

澤本中村:うわーーーー!!!

中村:いいじゃないですか!

奈緒:あはは(笑)。でもそれで終わりです。

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