コラム

澤本・権八のすぐに終わりますから。アドタイ出張所

引っ込み思案の女の子が芸能界でスキルを磨き、上京して演技派女優になるまで(ゲスト:奈緒)【前編】

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自分自身とリンクした、映画『ハルカの陶(ルビ:すえ)』のヒロイン役

中村:2019年11月30日に『ハルカの陶』が公開されましたね。

奈緒:はい、初主演映画になります。

中村:おめでとうございます!どんな映画なんですか?

奈緒:岡山の備前焼をテーマにした作品ですね。原作は漫画なんですけど、備前焼に魅せられた東京のOLさんがその大皿をつくっている師匠に弟子入りするという修業の話ですね。

澤本:実際に焼きました?

奈緒:窯焼きには立ち会えなかったんですけど、いろいろつくらせてもらいました。撮影が終わってからも、備前焼の作家の先生たちと今も仲良くさせてもらって。プライベートでも遊びに行ったりしています。

澤本:色をつけるのって不思議ですよね?鉄をまいたりするんですよね?

奈緒:本当に不思議なんですよ。備前焼は釉薬っていう、色をつける薬剤を一切使わないので。土をそのまま焼くんですけど、それで藁を敷いてみたり、それこそ鉄をつけてみたり、灰がかかって溶けるまで焼いて、それが流れて釉薬みたいになったり。自然からできているとは思えない真っ青が出たりとか、めちゃくちゃ面白いんですよね。

澤本:僕も陶器はそんなに詳しくないですけど、備前焼はすごく好きです。

奈緒:本当ですか?わぁ!先生たち喜ぶなぁ。よくお酒を飲むんですけど、奥さんが3時のおやつを出してくれるかどうかの話とかをみんなでしていて(笑)。すっごくかわいいんですよ。

中村:役の「小山はるか」は、キャラ的に奈緒ちゃんにビシッとはまったんですか?

奈緒:そうですね。はるかさんは「自分にはドラマみたいなことは起きないし、特に今まで夢もなかったし……」って、日々退屈している時に大皿と出会って。衝撃を受けて、夢を追いかける人になるんですけど。自分がこのお仕事、芝居と出会う前はそれこそ夢もなくて引っ込み思案で。「お母さんたちが安心するような結婚をして、OLやるんだったら何歳までかなぁ……」とか、そういう道筋を描いていたので、ものすごく共感できる部分があって。

中村:奈緒ちゃんの上京の話とリンクする部分がありますね。

奈緒:ありましたね。

〈END〉後編につづく

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