職なし、コネなしでシドニーで起業して12年、日本の良さをさらに発信
さて、全7回に渡って掲載させていただいた本連載も、これで最後となります。日系マーケターの皆様が、これから海外に打って出ていくにあたり、過去の連載を含め少しでも参考になることをお伝えすることができていたら本望です。
これからウィズコロナ、そしてアフターコロナ時代にかけて、きっと誰もが予想できないような新たな流れが生まれ、荒波が続いて押し寄せてくることになるでしょう。職なし、コネなしでシドニーで起業して誰にも我々の事業の価値や存在が認められていなかった12年前、あるいはクレジットカードと預金をかき集めて資金集めを強いられた創業期を思えば、この時代を生き抜くための経営舵取りも、今までいくつかあった挑戦のひとつにすぎません。これからも前を向き続けてブレることなく、海外に住む日本人マーケターだからこそできうるアプローチで、日本の良さをさらに世界に伝える取り組みをしていきます。
最後に、今回のこの連載のご機会を提供いただいた『宣伝会議』編集長の谷口優さん、そしてこの連載のコンテンツをより興味深い内容にするために、毎回多大なる知恵と力をくれたdoqアカウントプランニングディレクター永見幸太、ストラテジックプランニングマネージャー近堂大輔に、心から感謝申し上げます。
読者の皆さま、全7回にわたり拝読いただきありがとうございました。オーストラリアと日本の渡航が再開された後、シドニーにお越しになられる読者の方がいましたら、ぜひお気軽にdoqにお立ちよりください。オーストラリアが誇るコーヒー文化が生み出したこだわりのコーヒー、あるいはオーストラリア産のビールを片手に、毎日世界中の文化が行き来するオフィスが所在する桟橋から海を見ながら乾杯しましょう。Cheers!
「これからのマーケティングはクロスカルチャーだ! ―日本人マーケターが世界で価値を伝えるには?」バックナンバー
- 「郷に入れば郷に従え!」外国人に情報を届けるためのデジタルマーケティング(2021/3/18)
- 日本語が母語のネットユーザーは世界全体の2.6% 日本企業が多言語で発信する際に注意すべきこととは?(2021/3/04)
- シングルメッセージで勝負!日本人が英語で広告クリエイティブ開発を進めるコツ(2021/2/18)
- はじめから80点の完成度を求めるのはNG!日本人が海外パートナーとうまく仕事を進める方法(2021/2/04)
- 「〇〇人」ってどんな人? 日本人マーケターが捨てるべき英語圏のステレオタイプイメージ(2021/1/22)
- 外資系広告代理店マンを経て、職なし、コネなし、カネなしのシドニーで起業(2021/1/07)
新着CM
-
クリエイティブ
永野芽郁が炭酸に包まれる 「サントリー天然水 FRUIT-SPARK」CM
-
広告ビジネス・メディア
都外ナンバーでもアドトラック規制へ 広告主からの質問受付は4月5日まで
-
お知らせ
「宣伝会議賞」中高生部門 新しい学校のリーダーズ賞決定!
-
クリエイティブ
ラスベガスの球体サイネージSphereにIBM出稿、生成AIで「信頼」表現
-
販売促進
ミンティア、コンセプト「息にドレス」を体現したファッションショーを開催
-
AD
マーケティング
「あったらいいな」を超えるサービスを届けたい!セブン銀行グループ22人の挑戦
-
販売促進
カラオケもMRI検査もタダ、「chocoZAP」来店を習慣にする戦略、RIZAP
-
AD
特集
OOHと生活者の交差点を考える
-
クリエイティブ (コラム)
「噓つきは、戦争の始まり。」 宝島社が広告で問いかけた「平和」とは