多様性から生まれる強さ。
シャイアットという会社には、様々な国からクリエイターがやってきていて、そこから生まれるグローバル・キャンペーンは骨太で強い。僕にはこの会社が、様々な国から移民がやってきて、いくつもの文化を含んでいるアメリカという国そのものの姿にも見える。
他民族国家のアメリカは、極端に言えば、世界の縮図。だから、アメリカで強いものは、世界でも強い。たとえば、ハリウッド映画は、誰にでも楽しめて、世界に通じる。スターバックスのフレーバードラテは、コーヒーを誰もが楽しめるデザート感覚のものにした。マクドナルドのハンバーガーは、アメリカのいちローカル料理をコーラと組み合わせて世界のフードにした。アメリカを通すと、食文化は普遍的なものになる(詳しくは、君島佐和子著『外食2.0』朝日出版社)。
アメリカ生まれのモノが世界を制する理由は、圧倒的な資本力や政治力もあると思うけれど、アメリカというフィルターが既に「世界フィルター」だからなんじゃないか、と僕には思えてきた。お互いにちがう人々同士が生きている中から、強い一致点を見つけるフィルター、といったら良く言い過ぎだろうか。シャイアットという会社の強さも、そこにあると思うのだ。
「原田朋のCHIAT\DAY滞在記 ~リー・クロウの下で365日~」バックナンバー
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