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コラム

i(アイ)トレンド

「半沢直樹」のヒットの背景を考えてみた(4)

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3:デジタル広告の活用

ネットで出回っていたので読者の中にもご覧になった方も多いのではないかと思うが、TBSは番組の宣伝のためにデジタル広告を出稿した。ある記事では“禁じ手”として初めての出来事であると伝えている。(「半沢直樹」最終回でTBSが“禁じ手を参照)具体的にどのような出稿を行ったのかの全容は不明であるが、こちらも検索を誘発する要因になった可能性が高いと考えている。

4:ソーシャルアカウントの活用

半沢直樹は様々なソーシャルアカウントを活用している。通常運用しているものは筆者が確認した限り以下のアカウントである。

半沢直樹Twitterアカウント 46,390フォロワー 
半沢直樹 Facebookアカウント 85,109いいね
※フォロワー数は9月20日8時現在

ざっくりとであるが、これらの影響力はフォロワーの友人が平均200人いるとすれば13万人×200人=2600万人である。しかし最終回にはこれに加え特別なアカウントを設置しているのである。このアカウントはフォロワー数こそ少ないものの放送中に非常に活性化しており、正確な影響は解らないものの大きく貢献したと考えられる。

TBS日曜劇場『半沢直樹』最終回ーリアルタイム視聴大イベント! 12,767フォロワー

さらに、最終回放送後には原作者である池井戸潤氏が番組に関してツイートをしたことで、この内容がメディアやソーシャル上に拡散したのである。

池井戸潤(Jun Ikeido)Twitterアカウント 12,179フォロワー

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