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コラム

編集・ライター養成講座修了生が語る いまどきの若手編集者・ライターの生き方

ノウハウだけを求めると結局は損をする、「講義」や「課題」はきっかけに過ぎない

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ノウハウは、自分がつくるもの。

人は、簡単に覚えたことは、簡単に忘れます。どうして、ありとあらゆるハウツー本がこの世にあふれかえっていると思いますか?それは、みんな、実行しないからです。本を読んで、実行してもいないのに、やった気になって、忘れているからです。

いつから、学びやノウハウに、早急に結果の保証を求める時代になってしまったのでしょうね。課題や講義の内容を「これは、今すぐ、何の役に立つのか」と、具体的な即効性のあるメソッドだけを受け身で求めようとしていたら、結局は損をする。私はそう思います。

講義をどう活かすかは人それぞれ、自分次第です。そもそも、机を並べている受講生は同床異夢。誰にでも通用する明確な正解なんてありません。講義で教えてもらえることは、あくまで一例です。今はピンとこないものだって、時にはあります。でも、他人である講師に出してもらった答えのようなものをそのまま受け取って満足したいのなら、ハウツー本を読んでこと足りるはずです。わざわざ土曜の午後を講義に費やす理由と解は、自分の手で掘り出すものじゃないかなあ。

自分で探し当てた、自分だけの解は愛おしいです。忘れることはありません。そして、その解には、変数がついています。自分が、環境が変われば、変化する解もありますよ。

次回は、「タイミングは先取りできない——どうやって仕事につなげていくか——」です。

綾部 綾(あやべ・あや)
長崎県生まれ、名古屋市在住。フリーランスライター。Web、週刊誌、企業系情報誌などでニュース、コラムを執筆。「編集・ライター養成講座 総合コース」「コピーライター養成講座 基礎コース」修了生。
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講師陣は、総合誌、週刊誌、ビジネス誌、ファッション誌、Webメディアなどさまざまな分野の現役編集長や、第一線で活躍中のライター・ジャーナリスト・作家など。多くの課題添削、実践トレーニングを通じて、現場で活躍できる編集者、ライターを養成します。

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