Q:効果測定はしているものの、それをどのような形で社内に共有するのが有効なのか、活用法がよくわかっていません。
小霜:「効果」と「成果」をごっちゃにしていませんか? 広告の「効果」を共有したところで、「成果」がわからなければ他部署の人たちは「ハァ?」となります。「効果」がどう「成果」につながったのかという文脈を共有しましょう。
Q:デジタル広告はPDCAが命。PDCA高速化のための、最適なクリエイティブ制作体制を敷き、効率最大化をはかろうとしていますが、何かアドバイスをいただけますか。
小霜:しょーもないクリエイティブでいくら高速PDCA回しても、しょーもなさは変わりません。クリエイティブは時間をかければかけるほどいいものが生まれます。
PDCAを回し始めるまではじっくりやる。回し初めて改善点が見えて来ればすぐに対処する。それができるのがデジタルクリエイティブの強さです。
そのために特別に必要な体制というのはないんじゃないでしょうか。高速にこだわるならエージェンシーの営業さんがチャチャッと作るのが最も高速です。
Q:社内に膨大なデータは蓄積されているものの、そこからユーザーのインサイトが読み取れないでいます。データ以外にも、定性・定量問わず、顧客インサイトを取りに行く方法、仮説を立てるための方法などを知りたいです。
小霜:グルインは古くさい手法だけど有効ですよ。仮説の答合わせに使おう、というだけじゃなく、彼らの話の中からヒントを見つけてやろうという姿勢が大事です。そこが見つかれば新しい仮説の種となります。デジタルの定量データがあるのなら、それと突き合わせることでさらに発見があるかもしれません。
はい、小霜さん、ありがとうございました。PDCAに関しては、本の中でも「A/Bテストにかけるならば、アイデアを突き詰めた100点に近い状態で行うべき。チャチャッと書いたコピーをA/Bテストにかけて、10点か15点かを調べても意味がない」ということを、書かれていましたよね。ここ、とても共感しました。
クリエイティブについては、こんな疑問の声を上げている方もいます。
新着CM
-
AD
長崎新聞社/九州広告
長崎新聞社の広告賞。「枠を超えていく新聞広告賞」8月31日まで募集中。
-
クリエイティブ
パナソニックハウジングソリューションズ、蒼井優出演のCM第2弾を公開
-
販売促進
カインズが無人店舗「CAINZ Mobile Store」の実証実験をスタート
-
販売促進
オイシックス・ラ・大地 規格外の農作物をアプリで通知・販売
-
人事・人物
電通コーポレートワン、シェアード推進2部部長(22年10月1日付)
-
AD
広告ビジネス・メディア
動画再生からの離脱を防げ 再生中断の罠をどう回避するか
-
AD
特集
富士通デザインセンター 伝統と革新が共存する新たな挑戦
-
クリエイティブ
赤ちゃんになれる体験展示「こどもの視展」伊藤忠の情報発信拠点でスタート
-
広報
料理インフルエンサー山本ゆり氏が教える、おいしそう+手軽さ伝わる料理写真の撮影法