コラム

アンバサダー視点のススメ

ファンの声を直接聞くために社長が全国行脚、ケンタッキーフライドチキンの顧客戦略

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ファンサイトへの広報担当アカウントの追加

塩谷:最近、良かったのは、今年5月に広報担当アカウントを追加してニュースリリースをお届けできるようになったことです。

これまでサイトのファンとしては「新しい情報をいち早く教えてほしい」という気持ちはあったと思うのですが、ニュースリリースは広報部の管轄ですし、一般のお客さまはリリースが掲載されたコーポレートサイトにはいきませんから、ある意味、私たちが発信する旬の情報が、一番知りたい人に真っ先に届いてないという課題がありました。

藤崎:社内の連携で、広報部発信のリリースが同時にファンサイトにも出るということは画期的だと思います。

塩谷:新商品やCSR活動のお知らせなど、ファンが興味を持つと思われる情報を選んで同時に掲載するようにしました。

藤崎:ファンは嬉しいですよね。リリースが届くということは、自分たちも公式ファンとして認められているという受け止め方ができます。単なるファンというよりは大切にされている感じがすると思います。反響はいかがですか。

塩谷:とてもよかったです。これはファンが企業と一緒に取り組みを行う「アンバサダープログラム」の考え方に近いものだと思いますが、「ファンのみなさんには大切なリリースを最初にお届けします」というメッセージが出せていると思います。

藤崎:実際に感想などありましたか。

塩谷:今まで広報部には、リリースへの反応といえば記者からの問い合わせしかなかったようです。ところが、初めて一般の人からの反応が見られたということで広報部も喜んでいます。

新商品のリリースでは「こんな商品が出るんだ、楽しみだな」「この商品、私は好きなんですよね」といった、ちょっとしたコメントで盛り上がっています。

また社会貢献活動の場合、一般的には、リリースを出しても記事化されることは難しく反響が見えないことが多いと思いますが、ファンによる「こういうことをやってるんだね」とか「募金箱をこの前、店頭で見たよ」といった発言が増えることで、他のファンの注意喚起していただき、より多くの方に情報が広がっていく様子を実感しています。

藤崎:とてもいいですね。企業がファンと一緒に活動を行う意義には、商品を愛してもらうだけでなくて、企業そのものを理解していただき、一緒に企業を前進させていくという点にあると思います。その実践ですね。

塩谷:前例としてこういった連携を行いましたので、今後も地道に、社内の部署をファンサイトの活動に巻き込んでいきたいと思っています。

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