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コラム

マーケティングを“別名保存”する

マーケティングの「4P」って、本当に実務で使ったことありますか?

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マーケティング組織の実態に即した、プロセス分解ツール「4D」とは?

「4P」はマーケティングを4つのプロセスに分解することにより、検討事項がMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive=漏れなく、ダブりなく)であることを担保するためのツールです。つまりそこには、「あ、あのことを検討するのを忘れていた!」という抜け漏れをなくす意味合いと、プロセスごとに担当を割り当てることで複数の部署や担当者が同じ課題に別々に取り組んでしまう、という重複をなくす意味合いがあります。この抜け漏れと重複という2つの問題。皆さんは、お仕事の中で身に覚えがないでしょうか。

皆さんのマーケティング実務の中でそのような問題が実際に起きているのだとしたら、それはまさに有効活用できる「4P」のようなプロセス分解ツールがないことに起因します。ここに課題を感じた筆者は、商品が開発されてから消費者に愛用されるに至るまでの価値の受け渡し着目し、今日におけるマーケティング組織の実務の実態に即した、「4D」というプロセス分解ツールを開発しました。

「4D」は「Design」(価値の定義)、「Draw」(価値の周知・実現)、「Deliver」(価値の伝達)、「Distill」(価値の蒸留)で構成されます。マーケティング企画を進めていく際に、まずはじめにこの4Dすべてについて大方針を策定し担当部署を割り当てることで、検討事項の抜け漏れと部署をまたいだ重複を防ぐことができるのです。

次回のコラムではこの「4D」について詳しく解説したいと思います。