コラム

ビデオコミュニケーションの21世紀〜テレビとネットは交錯せよ!〜

「ひたすら量」から「先に質、次に量」へ。広告の指標が変わろうとしている。

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【前回の記事】「『カメラを止めるな!』は、なぜ爆発的にヒットしたか?関係者に聞いてわかったこと」はこちら

2018年4月から始まった、「All & P+C7」をおさらい

123RF

「視聴率至上主義」などという言葉があります。これは悪いことだとされてきましたね。「視聴率のことしか考えてないなんて、最低の番組だ」とか言われて。

でもこの視聴率が、今見直されているようです。
視聴率は、視聴率のままでよいのでしょうか。

これは「アドタイ」の連載でも2017年の12月に書いたことです。視聴率が別の視聴率に変わろうとしている話ですね。

2018年、テレビ視聴計測が変わる。それは、広告業界の「平成」が終わる準備かもしれない。

いま思えば、実に象徴的なタイトルです。「平成」が終わる準備、とか書いているのが、いよいよ平成の終わりが近づいて真に迫るものになってきました。この時に書いたのは、視聴率がリアルタイムの世帯視聴率から「All & P+C7」に変わるということです。

おさらいすると、このAllとは「個人全体」のことです。これまで「世帯」だったのが「個人」になる。「個人全体」の中で何%だったかを数字にするので「All」と表現しています。そして「P」はProgramつまり番組のこと。リアルタイム視聴率は番組の視聴率を測ります、ということ。「C7」とはCommercialを7日間の意味。タイムシフト視聴率はCMの視聴率を放送後7日までカウントします、との意味です。ややこしいですね。

まあこの「All & P+C7」は、ざっくり言うと「世帯から個人」という部分と、「タイムシフト視聴率も加える」という部分が、これまでからの大きな変化でした。ただしスポット取引で使う指標としては、という限定的な運用です。これが昨年4月から関東圏だけで導入されたんですね。

次ページ「新しい測定方法が始まっても、相変わらず話題は世帯視聴率」へ続く

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