コラム

電通デザイントーク中継シリーズ

「ヒットさせてと言われても」山本宇一×天野譲滋×谷尻誠×石阪太郎 座談会【前編】

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表参道「ロータス」のコンセプトとは?

「BOWERY KITCHEN(バワリーキッチン)」外観。

石阪:次につくられた表参道「ロータス」は、「バワリーキッチン」とは全く違うタイプでした。

山本:「ロータス」も必然から生まれたんですよ。「バワリーキッチン」が、人が入りきらないぐらいに盛況になったので、どこかに店をつくるしかないと思ったんです。せっかくなら、来てくれているお客さんの職場と近い場所がいいなと思って、表参道に決めたんです。

「バワリーキッチン」も「ロータス」も、出店時は周りにほとんど店がありませんでした。でも、どちらの店舗もすぐ近くに郵便ポストが設置されていたんです。もともと郵便ポストは、誰もが行きやすい場所に立っているので、立地は問題ないだろうと思って。

石阪:いろいろなデザインの家具が置かれていますよね。それまでのカフェは、特定のブランドやデザインで一貫性を持たせていたと思いますが、「ロータス」では宇一さんのキュレーションで選ばれた家具で絶妙な雰囲気ができていて新鮮でした。日本のインテリアデザインにも大きな影響を及ぼしたはずです。

ところで「ロータス」と「バワリーキッチン」は、全くタイプが違いますよね。普通は、はやった店と、同じような店舗にしそうですけど。

山本:「バワリーキッチン」のデザインがモノトーンだったので、ずっと店にいる僕が飽きてしまって。色に対する渇きが出ていたんで、「ロータス」はカラフルにしました。お客さんも僕から遅れて、同じような渇きを感じていて、ロータスを見たときに「カラフルでかわいい」と思ったんだと思います。

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