【前回のコラム】「広告には「人と同じことを考えられる能力」が大事」はこちら
今野です。この連載コラムは、お笑い芸人である僕がコピーライター養成講座を受講して、そのレポートを書くという内容です。
今回が最終回です。卒業制作の模様と、『逃げ恥』を題材に連載の締めくくりを書きました。
卒業制作~オリエンテーション~
半年に渡る講座の終盤、卒業制作がありました。通常の広告制作と同じく、受講者は広告主の方の発注を受けて制作するのです。
卒業制作は3つの過程を経て行われました。
1.広告主の方に受講者の前でオリエンテーションをしていただく
2.受講生がキャッチフレーズを3本制作して、期日までに提出する
3.コピーライターの方がキャッチフレーズを審査した後、広告主の方が優秀作の中から広告に使用するコピーを選出する
まずオリエンテーションの前に、コピーライターの安谷滋元さんによる「オリエンの聞き方講座」がありました。
安谷さんが定義するオリエンとは「広告主の人と目的を共有すること」でした。どんな成果を目的とするのか、なぜその広告をするのか真意を掴むこと。それらは広告主と対話しないと見えてこないので、たくさん質問してくださいと安谷さんは語りました。
僕なりにオリエンテーションの意味をまとめると、「チームの一員になることなのかなー」と思いました。ある目的のために集まった人々が文字面だけの理解でなく、話し合って問題の深層にたどりつくことで、納得のいく広告制作のスタートラインに立つことができる。そんな風に理解しました。
そして安谷さんはオリエンを聞くポイントを4つほど挙げてくれたのですが・・・それはやはりコピーライター養成講座を受講してお確かめください。
時々、この宣伝文句を挟んでますが、僕のコラムで講座の全貌を分かったと思われては困ります。僕はいつも気になった所をピックアップして書いているので、省いているところも多いです。実際の講座はもっと豊かで奥深いですよ。
「コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常」バックナンバー
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