パンデミック・ホリデー2020‐2021:笑ったのは誰か?

【前回コラム】「新型コロナの影響で米国の「ブラックフライデー」が長期化、「ブラックノーベンバー」に」はこちら

長かった2020年のホリデーシーズンが、ようやく幕を閉じました。日本でお正月の松の内が終わるころ、アメリカでもちょうどカラカラに乾燥したクリスマスツリーを片付け、楽しかった家族の時間を名残惜しみながら、オフィシャルにホリデーが終わるのです。

 

クリスマスが12月24日に盛り上がって、その後すぐに年末年始の空気に包まれる日本とは異なり、アメリカのホリデーシーズンは、10月末のハロウィン期から11月の感謝祭、12月のクリスマスと続き、新年の声を聞くまでの長い期間を指します(今年は2021年1月になってもそのままAfter Hliday Saleが続いている店もあります)。

この期間は、最大の購買パワーが展開される最も重要な商戦期間です。通年売上の50%以上をホリデー期間にあげるブランドもあるほどですから、今年はパンデミックのロックダウン規制が、アメリカ経済に大きな痛手を与えました。

通常であれば、感謝祭直後のブラック・フライデーが年間で一番バリューの高いセール日とされて(つまり一番割引率が高い)きましたが、コロナ禍では、ブラック・フライデーやサイバー・マンデーが、「ブラック・ノーベンバー」と呼ばれるほど、いつもより何週間も長いホリデー・セールやプロモーションが繰り広げられました。

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結城彩子 Ys and Partners(COO/ブランドストラテジスト)
結城彩子 Ys and Partners(COO/ブランドストラテジスト)

30年を超える日米両国でのブランドマーケティングの経験を持つストラテジスト。
グローバルエージェンシーのJWTにて、ユニリーバのLUXブランドの立ち上げ、De Beersダイヤモンドの日本市場での成功に寄与。
1999年に渡米、2002年に米国法人 Ys and Partnersを共同創業。2005年にワイズアンドパートナーズ・ジャパンを立ち上げ、LA+東京+横浜の3拠点から、日本国内はもとより日本から北米に展開するジャパンブランドのマーケティングを支援している。
ブランド戦略構築からクリエイティブ、デジタルマーケティング、販路開拓コンサルティングまで、統合型マーケティングコミュニケーションの専門家チームを率いる。
LAを拠点に、日米のオフィスを往復しながら、その傍らで大学・行政機関などの依頼で講演や執筆を続ける。ICU卒業。TESL認定教師、アメリカンマーケティング協会/OCPRSA/JASSC会員として活動中。

結城彩子 Ys and Partners(COO/ブランドストラテジスト)

30年を超える日米両国でのブランドマーケティングの経験を持つストラテジスト。
グローバルエージェンシーのJWTにて、ユニリーバのLUXブランドの立ち上げ、De Beersダイヤモンドの日本市場での成功に寄与。
1999年に渡米、2002年に米国法人 Ys and Partnersを共同創業。2005年にワイズアンドパートナーズ・ジャパンを立ち上げ、LA+東京+横浜の3拠点から、日本国内はもとより日本から北米に展開するジャパンブランドのマーケティングを支援している。
ブランド戦略構築からクリエイティブ、デジタルマーケティング、販路開拓コンサルティングまで、統合型マーケティングコミュニケーションの専門家チームを率いる。
LAを拠点に、日米のオフィスを往復しながら、その傍らで大学・行政機関などの依頼で講演や執筆を続ける。ICU卒業。TESL認定教師、アメリカンマーケティング協会/OCPRSA/JASSC会員として活動中。

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