コラム
新版・伝説のPRパーソン~広報の歴史的発展に貢献した人々~
記者会見やプレスリリース、パブリシティ、世論の形成、社内広報など、現代まで受け継がれてきた広報・PR(Public Relations)の手法・原理原則のルーツはどこにあるのか――。 その歴史は19世紀後半から20世紀にかけて、広報・PRの礎を築いた「伝説のPRパーソン」たちによって築かれたものです。 本コラムでは20年以上にわたり広報コンサルタントとして活躍し、アカデミズムの見地から広報史を研究してきた河西仁さんが、そんな偉人たちの功績を紐解きます。 さらに毎回、広報・PRの業務で登場する専門用語の由来などについても「広報豆知識(Public Relations Tips)」として解説していきます。 (本コラムは2018~2019年に月刊『広報会議』で連載していた内容に加筆・改訂を加えた「新版」です)
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第21回セルフイメージを駆使したエリート軍人、PR視点で見るマッカーサー
ダグラス・マッカーサー(Douglas MacArthur)は、第二次世界大戦後の日本占領を指導したアメリカの軍人として知られていますが、彼の活動には「パブリック・リレーションズ(PR)」の視点も多く含まれていました。 -
第20回GM初の広報、アメリカ自動車業界全体の広報戦略を構築――ポール・ギャレット
ポール・ギャレット(Paul Garrett)は、アメリカの広報実務業界において非常に重要な人物であり、特にゼネラル・モーターズ(GM)での活動で知られています。 -
第19回報道写真でスラム街などの都市改革を実現、フォトジャーナリストのパイオニア
ジェイコブ・リース(Jacob Riis)は、デンマーク生まれのアメリカのジャーナリスト、写真家、社会改革者です。彼は19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ニューヨーク市の貧困層の生活を自ら撮影し、その写真と共に新聞記事や著作で紹介したことで知られており、現代のフォトジャーナリストのパイオニアといえるでしょう。 -
第18回米国で5番目のPR会社設立、AT&Tの広報活動を統括したPRパーソン
ぺンドルトン・ダッドレイ(Pendleton Dudley)は、アメリカ企業広報のパイオニアの一人として知られています。彼は長年にわたって企業広報の分野で重要な役割を果たしました。 -
第17回「ベーコンと卵の朝食」を定着させたPRパーソン――ドリス・フライシュマン
ドリス・フライシュマンは、アメリカのジャーナリストであり、パブリック・リレーションズ(PR)業界の先駆者として知られています。詳細は後述しますが、アメリカン・タバコ・カンパニーの「自由のトーチ」キャンペーン、ベーコン業者から依頼を受けての「ベーコンと卵の朝食」キャンペーン、Baccarat(バカラ)グラスの広報活動などの実績が有名です。 -
第16回企業の不正を追及した女性ジャーナリストの先駆者、イーダ・ターベル
イーダ・ターベル(アイダ・ターベルとの表記もあります)は、アメリカ合衆国の著名なジャーナリスト、伝記作家、歴史家です。彼女は、マックレーカー(不正の追及に特化して取材する記者)の先駆者として知られており、スタンダード・オイル社の独占的なビジネス慣行の暴露記事で有名です。 -
第15回第一次世界大戦でプロパガンダを推進「理想主義」の大統領~ウッドロウ・ウィルソン
1913年から1921年まで第28代アメリカ合衆国大統領を務めたウッドロウ・ウィルソンは、第一次世界大戦中のリーダーシップや戦後の国際連盟の設立提案で知られています。 -
第14回映画『市民ケーン』のモデルとなった、20世紀のメディア王――ウィリアム・ハースト
ウィリアム・ランドルフ・ハーストは、アメリカの現代メディア・エンタープライズのパイオニアの一人であり、特に19世紀末から20世紀初頭のアメリカにおいて、大活躍した新聞王として知られています。 -
第13回大衆紙の礎を築いた新聞王から生まれた「ピュリッツァー賞」
ジョーゼフ・ピュリッツァーは、アメリカ合衆国の著名な新聞発行者およびジャーナリストであり、ジャーナリズム界の最高権威として今日でもその名が残る「ピュリッツァー賞」を創設した人物として知られています。 -
第12回週刊誌を買収、オウンドメディアとして活用した自動車王―ヘンリー・フォード
ヘンリー・フォードは、自身が自動車を発明したわけではありませんが、ベルトコンベア方式の組み立て生産システムの導入と実用化に成功し、自動車の大量生産とその低価格化を実現しました。
かさい・ひとし/ミアキス・アソシエイツ 代表、英パブリテック日本代表。10年にわたる外資系メーカーでの国内広報宣伝部門責任者を経て、1998年8月より広報コンサルタントとして独立。以来、延べ120社以上の外資系IT企業をはじめ、ITベンチャー各社の広報業務の企画実践に関するコンサルティング業務に携わる。メーカーでの広報担当時代(1989年~)から現在まで、自身で作成・校正を手がけたプレスリリースは、2400本を超えた(2023年10月31日現在: 2421本)。東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科修士課程修了(コミュニケーション学)。日本広報学会会員。米IABC(International Association of Business Communications)会員。著書に『アイビー・リー 世界初の広報・PR業務』(同友館)。
かさい・ひとし/ミアキス・アソシエイツ 代表、英パブリテック日本代表。10年にわたる外資系メーカーでの国内広報宣伝部門責任者を経て、1998年8月より広報コンサルタントとして独立。以来、延べ120社以上の外資系IT企業をはじめ、ITベンチャー各社の広報業務の企画実践に関するコンサルティング業務に携わる。メーカーでの広報担当時代(1989年~)から現在まで、自身で作成・校正を手がけたプレスリリースは、2400本を超えた(2023年10月31日現在: 2421本)。東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科修士課程修了(コミュニケーション学)。日本広報学会会員。米IABC(International Association of Business Communications)会員。著書に『アイビー・リー 世界初の広報・PR業務』(同友館)。