ガイシの夜明け
三寺 雅人(ビーコンコミュニケーションズ/エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター)
1975年生まれ。国内広告会社でCMプランナーとして活動後、外資系広告会社ビーコンコミュニケーションズに入社。クリエイティブディレクターとして外資、国内双方のクライアントを担当する。また、クリエイティブの発想やアイデアを基に自主提案を仕掛けていく社内プロジェクトを立ち上げ、夕張市復興キャンペーン「夕張夫妻」を企画・実施。最近ではシマンテック(Nortonセキュリティ)の「犯罪者Nキャンペーン」「たいせつなものキャンペーン」、レノボの「DOキャンペーン」、京王電鉄の「樹の里高尾山キャンペーン」などを手がけている。2012年4月エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター(ECD)に就任。国際広告賞の受賞および審査員経験も多数。
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このコラムについて
9年前、国内代理店から外資系代理店へと転職。しかし「英語はできない」「CMプランナーという職種がない」とう劣勢からのスタート。ガイシ流のやり方に戸惑い、悩み、ぶつかり、ついには「ガイシいいかも!」と思うにまでになった筆者が、両者の違いやガイシの知られざる真実を語ります。
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ガイシの夜明けを信じて。
このコラムもついに今回が最終回となりました。ガイシ系広告会社の今を明らかにしたい。そのスタイルや特徴は広告業界の光となるかもしれない。そんなことを自らの体験と率直な思いで綴ろうと考えてから丸3カ月。個...
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負の負債から愛の夫妻へ。
2007年北海道夕張市の財政破綻から半年後、僕は夕張市に自主提案をしました。キャラクター「夕張夫妻」を作り尖ったアプローチで夕張市を話題にして再生の足がかりとする。当初はこれを夕張市の様々な負の遺産に...
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地域が動いた覚悟と自虐。
最近、地域発信のユニークなプロモーションが熱い!中でもストレートに地域自慢するものではなく、あえてマイナスなポイントを逆手にとった「自虐」アプローチが話題になっています。海外に比べ日本ではなかなか受け...
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世界で高め合う広告の質。
2月末、ビーコンでGPCと呼ばれるグローバルミーティングが開催されました。これは四半期に一度、全ネットワークが手がけた作品を一同に介し、評価し合う会で、世界に通用する質の高いクリエイティブを保つための...
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オープンな社と個人主義。
前社や国内大手の広告会社の組織では立場や役割がしっかりと細分化されており「個」の責任範囲も明白。縦の繋がりも濃く、上長、その上の上長との間において信頼関係が築かれています。その点、ビーコンは組織として...
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愛するブランドとチーム。
先週末、僕が担当するクライアント「シマンテック」の新しいキャンペーンがローンチされました。今回もスタッフ、クライアント共に一丸となり自信を持って世の中に送り出すことができました。今回は僕が愛するこのブ...
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ヒトの行動を変える方法。
「私たちは信じている。クリエイティビティとは、人の行動を変えるものだと。私たちは存在する。既成概念にとらわれないアイデアで、人を動かすために」ビーコンはブランドエージェンシーとして「HumanKind...
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突然のマネジメント着任。
桜が咲き始めました。新人が入社したりプロモーション(昇進昇格)があったりと、会社の中でも新たな蕾が開く時期ですね。ビーコンのクリエイティブ部にも大きな変化がありました。いくつかあるひとつに、僕自身につ...
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悔しさ爆発アドフェスト。
先週、タイのパタヤで開かれたアジアパシフィックの広告祭「ADFEST」へ行ってきました。今年は日本の作品がたくさんのアワードを獲得し、同じ日本人として誇らしい気持ちになりました。同時に壇上でトロフィー...
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自分環境を開く格闘時代。
ガイシにきて驚いたのは、人が次々と辞めていくこと。全社メールで挨拶して終わり。国内の広告会社では考えられないほどあっさりしています。また逆に、知らない人がいつの間にか座っています。まあ、僕もそのひとり...