コラム
ネットで人気者(もしかしたら嫌われ者かも)になるネタの生まれ方
ネットでヒットするネタというものはそれなりに理由があるわけです。私は多分月に750~800本くらいのニュースを編集して、自分でもけっこう記事は書くわけですが、とんでもないPVを稼いだり、とんでもなく多くのネットユーザーが取り上げてくれたり、2ちゃんねるで大盛り上がりになったりする記事ってのが時々あります。その一方、まったく盛り上がらない記事、これもよくあるわけですね。 それと同様に企業発のネタ、個人発のネタも盛り上がったり盛り上がらなかったりするわけで、当コラムでは毎度その時々のネット上で話題になったネタや残念な結果になったネタなどから、「ネットで人気者になる(もしかしたら嫌われ者になる)」ネタとは一体なんなのかを具体的事例とともに考察してみます。
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第13回
[特別編]オリジナルキャラを宣伝に使う場合は常識人の対応で炎上回避
私はこれまでにかなりの炎上騒動を経験した過去があり、慣れてしまったところもあるのですが、企業の方々と会うと、今でも炎上を恐れているケースをよく見聞きするものです。炎上には様々なケースがありますが、その中でも対処と事前の心構えがなんといっても難しいのは「元作品」「元キャラ」があるものを他人が使うケースですね。 -
第12回
ネットでウケるものは「人間」を理解しなくては理解できない
これまで3ヶ月ほど「これがネットでウケた理由はかくかくしかじか…」などとエラソーに言ってきました。すいません。実際のところ必ずしも私の分析が正しいか、という点において100%の自信はないのですが、多分「経験」によって少しは精度が上がる、ということは言えるかと思います。 -
第11回
日ハムによる東海大・菅野指名で「炎上コンボ」発動していた
27日に行われたプロ野球ドラフトですが、最大の話題となったのは、巨人・原辰徳監督の甥で、東海大学の菅野智之投手(22)の交渉権を「相思相愛」だったはずの巨人が獲得できず、「強行指名」した日本ハムが獲得したことです。ここまではよくあることなのですが、なぜここまで盛り上がったのか。 -
第10回
ネットでの商品露出 ガチャピンと凡百芸能人を分ける配慮の差
自社の商品をネット上でイヤミなく、批判されないように紹介したいものですが、現実はなかなか難しいもの。しかし、これをサラリとやってしまっている人、いや、恐竜がいます。ガチャピン(5歳=恐竜のこども)ですが、キャラクター界最強のブロガーでありまさに日本のネット界の「巨人」として君臨しているわけです。 -
第9回
津田大介氏の拡散力から学ぶ「想定読者」と「その先の読者」
「ネットで流行る『ネタ』」について色々と書いてきましたが、ネタ以外に重要なのが「どこにリンクが貼られるか」です。デジタルカントリーマネージャーの田端信太郎さんは「津田さんがTwitterで紹介するとすごくアクセスが増えるんですよ!Yahoo!トピックスのサブカテゴリとかで紹介されるより、津田さんのRTの方が波及力がある」と語っています。 -
第8回
企業のPR調査に「○○な芸能人1位は××」多過ぎて食傷気味
ここ数年ほど、「PR調査」が昔よりも多過ぎな気がします。「理想の上司1位は星野仙一」とか「一緒に酒を飲みたい1位は坂本龍馬」とか時々見ますね。こうした調査をプレスリリース化するのは、芸能人の名前をエサに、なんとか自社の名前・商品やサービス名を記事化してもらおうという意図があるからです。 -
第7回
こんにゃくゼリーの形と硬さを政治主導で決定とネットの時流
ネットでウケるには二つの重要な前提があります。【1】ネタがおもしろい【2】その時の「ネットで時流なネタ」であること。一つであれば「それなり」にウケ、二つ揃えば「かなり」ウケます。この両方の要件を満たしたのが2010年10月6日の-仙谷氏「こんにゃくゼリーの形と硬さ」を政治主導で決定へ-の記事です。 -
第6回
田原俊彦から「ロングテールの法則は死んでいない」を学ぶ
現在30代前半~40代後半くらいまでの人々にとってトシちゃんこと田原俊彦(50)は大スターでしたが、ジャニーズ事務所を辞めて以来その名前がメディアに露出することは激減しました。しかし、娘の綾乃美花(17)がミスマガジンの準グランプリになったことなどから、最近再び注目を集めています。 -
第5回
スイーツ好き男達のホテルお泊り記事に「アッー!」の声続出
この記事、一部の人から妙にアツく語られるトピックとなりました。この記事の主旨は「女子会だけではない」「スイーツ好き男子もいるよ」という点にあるのですが、2ちゃんねるでは「アッー!」の書き込みの連続です。要するにゲイ関連の用語ですね。スレッドは一気にこの流れに。もはや「ヒルトン」は何も関係ありません。 -
第4回
ヤフトピ掲載ニュース 1位~最下位の差を数字で一気に見る方法
日本でもっとも見られているニュースサイト、「ヤフー・トピックス」。トップ20位までが同サイトでは掲載されていますが、芸能・スポーツネタが17記事ランクインしています。これがヤフー・ニュースも含めたネットニュース界隈の現状ですが、いったい、政治・経済・国際ニュースと芸能・スポーツニュースはどれほど違うのか?
1997年博報堂に入社。コーポレートコミュニケーション局に配属となり、企業のPR業務を担当。2001年に退社し、『日経エンタテインメント!』のライターとして活動後、「テレビブロス」編集者になる。企業のPR活動、ライター、雑誌編集などをしながら、2006年からインターネット上のニュースサイトの編集者になる。現在は編集・執筆業務の他、ネットでの情報発信に関するプランニング業務も行っている。宣伝会議「Web&ソーシャルライティング実践講座」「戦略PR講座」講師。肉巻きアスパラ大好き。
Blog: http://blog.goo.ne.jp/konotawake
Twitter: http://twitter.com/unkotaberuno
1997年博報堂に入社。コーポレートコミュニケーション局に配属となり、企業のPR業務を担当。2001年に退社し、『日経エンタテインメント!』のライターとして活動後、「テレビブロス」編集者になる。企業のPR活動、ライター、雑誌編集などをしながら、2006年からインターネット上のニュースサイトの編集者になる。現在は編集・執筆業務の他、ネットでの情報発信に関するプランニング業務も行っている。宣伝会議「Web&ソーシャルライティング実践講座」「戦略PR講座」講師。肉巻きアスパラ大好き。
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