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コラム

since 1963 コピーライターの登竜門!第50回 宣伝会議賞 特設コンテンツ

【宣伝会議賞チャレンジ宣言(2)10月の試練編】「新しい“引き出し”を作るためにものすごく読書がしたい」安部翔さん(28歳)

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グランプリを目指す16人の挑戦者たちが、応募から結果発表までをつづる「宣伝会議賞チャレンジ宣言!」。第二弾は、「10月の試練」編です。どんなシチュエーションで考えている? 応募課題と向き合ってみての感想は? など、宣伝会議賞に実際に取り組みはじめてからのレポートをお届けします。8人目は、前回のブログで「グランプリを獲って挑戦権を剥奪されたい」と宣言した安部翔さんです。安部さんのプロフィールはこちらから。

夢の中の妙案は、現実世界に持ち帰れず…

安部翔さん
安部さんのプロフィールは
こちらから。

安部と申します。今回もよろしくお願いします。

このひと月、まさに一心不乱!食事は片手があくサンドウィッチ。肉を欲したときはフランクフルト。夜は寝る間も惜しんで書き続けています。その姿はまるでなにかが憑依したかのよう。後ろ髪をひかれながら仕事に支障が出ないように就寝する時もギリギリまで考え続けます。それにより夢の中で延長戦ができるようになりました。睡眠中に暴走する脳をうまく活用。思いがけない妙案に、パッと起きては枕元で書き写します。

という状況であれば、ほかの挑戦者の皆さんの刺激にもなり、読んでいただく価値のある文章になるかと思いますが、正直現在の進捗は微妙でございます。上記で実際行っているのは、「寝るギリギリまで考える」ことくらい。といっても、寝る前までは他のことをやっている状況です。。。夢の中で確かに考えたりしているときもありますが、そこで思いつく妙案は往々にして現実世界にお持ち帰りできていません。起きたらすっかり忘れてます。夢の中でキャッチ&リリースです。

下半期の幕開けとなった10月! 宣伝会議賞は後半戦! 努力量で皆さんの刺激も出来ない自分が、なにを言えば良いのでしょう。うーむ。参考になるのか甚だ不明ですが、考えるのが苦しくなった時に、自分がどんな風にコピーを絞り出しているかを書きたいと思います。

先人のコピーの優れている点を考えて課題に当てはめる

安部さんのノート

自分がコピーを書いているノートです。モレスキンなど使ってた時期もありましたが、今回はたくさんノートを使うぞ、という気合の表れで100円台のノートにしました。(が、全然使い切る様子はありません)

なにぶん幼少期から読書などもせず、かといって充実した生活というよりはグータラ生活を送ってきた自分の中にはほとんど引き出しがなく、あっても中身は平々凡々。課題にあたってもすぐつまずきます。もし、ほかにそんな人がいらっしゃるのであれば、少しは参考になるかもしれない。そう思って書きます。

ひたすら先人のコピーを読み、どこが優れているのかを自分なりに考え、それをいま向かっている課題に当てはめたら、ということを考える。

・定価で買った近年のコピー年鑑と、ヤフオクで格安でまとめて落札した古いコピー年鑑
・岩崎俊一さんの「幸福を見つめるコピー」など、コピーに関する本
・SKATの「最終ノミネート」のページ
・(上記の手持ちがない場合は)TCCのサイトの新人賞の一覧やコピー検索システム

家ではコピー年鑑やコピー関連の本を参照して、出先では比較的軽いSKATを見たり、スマホでTCCのサイトを見たりしながら考えています。

しかしこれだと既視感のあるコピーしか生まれないのではないか。とくに宣伝会議賞という新たな発明発見が求められている賞において評価を得られるコピーを書くことができるのか。そんな不安を抱きながらも、自分のできることをやっています。(ほかの方法、是非ともご教示ください)

いまは「新しい引き出しを作るぞ」とまるで試験前に部屋の掃除をしたくなる学生のように、ものすごく読書をしたくなっています。ですが、あとひと月、ここは踏ん張って、自分の実力をだしきることを優先して取り組めればと思っています。まずは時間をとれていなかったので、そこのところは自分を戒めて頑張ってまいりたいと思います。


明日は、永井一二三さん(30歳)の「宣伝会議賞チャレンジ宣言(2)10月の試練編」をお届けします。
挑戦者16人のプロフィールはこちらから。

【宣伝会議賞チャレンジ宣言 安部翔さんバックナンバー】

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『宣伝会議賞』
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。

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