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プロデューサーがコピーライティングを学ぶ理由とは

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モバーシャルは、20,000以上の動画コンテンツ制作実績を持つデジタルビデオエージェンシーだ。企業のビジネス課題を解決するために、認知からエンゲージメント向上に至るマーケティングの全ファネルに応じた、動画の企画/プランニング、撮影、編集を行っている。
実写からアニメーションまで幅広い動画演出と、LIVE配信から最先端のパーソナライズド動画まで、動画の活用方法も多岐にわたるという。

今回は、2019年7月から『コピーライター養成講座』を、2021年1月から『コピーライター養成講座 専門コース 中村禎クラス』を受講した、シニアプロデューサーの清水力也氏に話を聞いた。

モバーシャル
シニアプロデューサー 
清水 力也氏

 

—これまでのキャリアを教えてください。

新卒でIT系のクラウドサービスを扱う会社に入社し、2年間データの分析コンサルタントや営業などを経験しました。

5年前に「よりクリエイティブな仕事に携わりたい」と思い、モバーシャルへ転職しました。以降、プロデューサーとして経験を重ね、通算100案件以上に携わり、動画をプロデュースしています。

現在は、シニアプロデューサーとして、プランニングからお手伝いしつつ、数人のチームを率いています。

—2019年7月に『コピーライター養成講座』を受講したきっかけをお聞かせください。

プロデューサーの立場で、クライアントの課題に合わせた動画の活用方法の提案に携わる一方、案件の受注率を高めていくことも求められています。

ある時、自分が企画・提案をした内容が客観的に見てつまらないと思ってしまいました。企画した本人がつまらないと思う企画は、結果として実現に至りません。もっと良い企画を出せるように、力を付ける必要があると危機感を抱きました。

スキルアップするためには、読書などの独学ではなく、自分の企画力が講評され、他者と切磋琢磨し比較される環境が必要だと考え受講を決めました。

—受講を通してどのような成果を感じましたか。

基礎コースを通して、相手の気持ちを想像して、それを中心にコピーを考える力が身につきました。企画や動画のタイトルにコピーライティングのノウハウを生かすことができ始めている実感がありました。

言い換えると、できないことができるようになる瞬間の面白さ、人が動く、企画が買われる醍醐味がいっそう実感できるようになりました。

—修了から1年後に『コピーライター養成講座 専門コース 中村禎クラス』を受講した理由は何ですか。

講座を通して視点が高まったことで、もっとコピーライティングのスキルを磨けば、企画の質がさらに上がり、より多様な視点で発想できるようになれるという期待と欲求が芽生えていました。

そこで、基礎コースの講師で特に考え方に共感した中村禎さんの専門コースの受講を決めました。

—『コピーライター養成講座 専門コース 中村禎クラス』で学んだことを教えてください。

大きく2つのことを学びました。

1つめは、「“嘘のない”企画」をすることです。建前や正論ではなく、本音でどう思うか。
本音で思うことは、共感を呼ぶということを学びました。

自分でいいコピーが書けたと思っていても、中村さんの“嘘のない”生活者目線で、本音でズバッと切り込まれると、確かに自分は恰好つけているだけだった、ということに何度も気付かされました。

また、「企画の深さは、具体的な誰かひとりを想像すること。企画の良さは、見た目よりも“いいコト”を考えること」という教訓を得ました。

今まで自分でもコピー関連の本を読んできたけれど、やっぱり書けない。実際に書いてみて、“嘘のない”生活者目線を持った人に指摘してもらわないと、本当の意味で、コピーを書けるようにはならないと思いました。

2つめは、「人としてどうあるべきか」です。何より“人としてどうあるべきか”、“人としてどう成長するか”を学びました。具体的には、以下のような言葉が僕には響きました。

「生き方以上の、コピーは書けない」「コピーの本などを読むよりも、いろんなものを感じたり、見たり、いい自分になることで発見する。いい自分とは、自分を磨くこと」「いい人になる努力をしてください」でした。

2つめよりも1つめの方が、講義に参加して良かったと思うことです。なぜなら、仕事でもプライベートでも、相手を思いやる習慣ができ、人としてどう行動すべきか、常に頭の片隅にあります。コピーライティングのスキルを高めるだけでなく、人として成長できたと思うからです。

—企画力が上がった実感はありますか。

まず、企画に幅を出せるようになりました。

また、クライアントが達成したいゴールに対して、オリエンテーションで設定される仕様が必ずしも適切ではないと気づくようになりました。そのうえでクライアントが確実にゴールに辿り着くために、確度の髙い企画を考え提案できるようになりました。

具体的には、動画の構成やクリエイティブだけでなく、動画をどのメディアに配信して流すか、どのようなプロモーションと組み合わせるか、という提案ができるようになりました。

ただ、まだ足りない。

—これからの抱負とこれから『コピーライター養成講座 専門コース 中村禎クラス』を受講される方へのアドバイスをお聞かせください。

まず抱負についてですが、クライアントの課題をあらゆる手段で解決できるプロデューサーになりたいです。そのために、中村組(クラス)で学んだように、本音で考え、自分を磨き続けたいと思っています。

今のままでは「リチャード(中村組での清水氏のあだ名)かっこつけてるねー、まだまだだよ、チッチキチー」と、中村さんからの喝が遠くから聞こえてくるので、もっともっと精進します。

発想を、企画という仕事に留めることなく、自分が出すすべての言葉や発するものがコピーなのだと思って、相手を想像して思いやりの気持ちでコミュニケーションをしていきたいです。

コピーライティングのスキルアップのため清水氏が活用したのは……
宣伝会議のコピーライター養成講座 専門コース 中村禎クラスでした
 

いいコピーには、いい気づきがあります。気づきとは、「思いやり」と「観察力」と「想像力」です。その「気づく力」を高めることこそが、いいコピーが書けるようになる最短距離です。
著書『最も伝わる言葉を選び抜く コピーライターの思考法』をベースに、考えること、書くこと、選ぶことについて実践・応用トレーニングを徹底的に行い、仲畑組直系『コピーライター中村禎の場合』の真髄を伝授します。

 

 
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株式会社宣伝会議 教育事業部
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