コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

「女子力」より「おっさん力」

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小林麻衣子(POOL inc.コピーライター/2002年秋・基礎コース、2006年春・専門コース修了)

はじめまして。POOLという会社でコピーライターをしている小林と申します。コピーライター歴5年、若くもなくベテランでもない私の経歴などはまた今度として。初回は自己紹介の代わりに、今、私が注目していることを書かせて頂きたいと思います。

それは、「おっさん力」です。仕事の上では、女性コピーライターとなると、女性向け商品の開発~ネーミングや、広告企画を頼まれることも多いですし、自分自身で「東京満月ヨガの会」という女子会的なイベントも主催していたりするのですが…正直いうと女子文化より、おっさん文化に大いに興味があります。

女子限定月1イベントの企画プロデュース。「WIRED CAFE〈〉FIT」で開催中。

2008−2011に限定活動したプロジェクトをディレクション。東京で働く女性向けのユニークな企画を展開。

ロート製薬の化粧品ブランド「オバジ」、広告コミュニケーション。

「ハウスメイト」CM。実家暮らしの女性に、一人暮らしを訴求するテーマ。

可愛い女子を眺めて癒されるのも分かりますが、私に言わせれば、おっさんのほうがよほど癒し力があります。どこで買ったのか分からない奇抜なポロシャツをズボンにINする下町のおっさん。いい歳して朝まで飲み明かし、昼までお酒が残っている広告業界のおっさん。本当はいい人なのに、不器用で若者に怖がられる居酒屋のおっさん。おっさんは、忙しく過ごす私たちを癒してくれる、悲哀と愛らしさに満ちた存在だと思うのです。最近、オシャレで中途半端に美味しいレストランより、おっさんが集う大衆居酒屋が人気なのも私は納得です。

そう、おっさんには、今の世の中を明るくする力があふれています。

個人的には「女子力」なんかよりずっと、大きな可能性を感じている「おっさん力」。そんな私の気分にぴったりな仕事に、最近たまたま携わらせて頂きました。サントリー「エスプレッソーダ」の広告キャンペーンです(そうです、ネットで色々話題になっている、タイムリーなあの商品です)。「おっさん」と呼ぶにはキャストの加瀬さんは若いですが、いい歳した大人の男たちが「大人のクセにはじけてる」というストーリーを描き、「珈琲のクセに炭酸」という商品性を表現したCM3編。世の中のおっさんにエールを送るつもりで、陽気なおっさん&おっさん予備軍のスタッフたちと一緒につくりました。よければ見てみてください(サントリーWebはコチラ)。

遠藤憲一さん、六角精児さん、加瀬亮さんのはじけっぷりがチャーミング。

それではまた次回よろしくお願いします。

次回は20日(月)に掲載します。

小林麻衣子(こばやしまいこ)
POOL inc.コピーライター。上智大学文学部卒業後、美容関連のライターを経て、2007年POOL入社。最近の主な仕事に、「ハウスメイト」「ソラシドエア」「キングソフト」「サントリー『ESPRESSODA』」の広告キャンペーン、イベント「東京満月ヨガの会」企画プロデュースなど。
宣伝会議コピーライター養成講座2002年秋・基礎コース、2006年春・専門コース修了。


【バックナンバー】
「コピーライター」より「龍馬」(8/27)
「巧い」より「直球」(8/20)
「女子力」より「おっさん力」(8/6)

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