コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

初めてコラムを書いて感じたこと

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小野勇樹(デイリーフレッシュ デザイナー/宣伝会議コピーライター養成講座専門コース2012年春・小西利行クラス、クリエイティブディレクション講座修了)

ひと月続いたこのコラムも今回が最後です。お付き合いくださった皆さん、ありがとうございました。感謝しています。

本来僕ごときにくる話ではありません。やってみて勉強になりました。色んな失敗がありましたが……(笑)。気をつけたのは誤解されないように書くこと。誤解されることが何より怖かったんです。伝えたいことはあっても、選べる言葉には限りがあります。長すぎると伝わりにくいし、短い言葉だと、説明できているのか不安が残る。仕事のことも出してしまったし、講座のことも書いてしまった。書くからにはちゃんと伝えたい。僕の言い方にすることで、何か大切なものが抜け落ちているんじゃないか、誤解される言い回しはないか、わからないながらに推敲しました。

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大学の卒業制作

大学の卒業制作。初めて書いたコピーです。

やりながら、お客さんのことを考えました。普段、提案しているコピーも、そんなことを思いながら見ているのだろうか、と。このコラムは僕個人が発言するものですが、広告は企業の発言みたいなものですから。

今は本当になんでもないことでもすぐに炎上してしまう気がします。僕個人ですら気になるのだから、企業だったらなおさらでしょう。悪い意味ではなく、良い意味で話題になりたい。
それってどうしたらいいんでしょうか。僕にはまだわかりません。

広告のことをもっと知りたくて、クリエイティブディレクションの講座に行ったりもしました。そこでも語られることが多かったのは言葉の力でした。

ある人はディレクションのことを「灯台のように、目標をしめすもの」だと語っていました。
「問題が多くある複雑なオリエンでも、やるべきことを一言で言える人がいえれば、仕事が動きだす」

難しいことを難しく話すより、難しいことをカンタンに話すほうがよっぽど難しい。ただ、それが出来たら多くの人を動かせるんだと思います。

わかりやすく話す人と、適当に話す人って、話し方自体は似てるんじゃないかと僕は思います。
どちらも簡単そうに話す(笑)。前者は短い言葉に内容が多くこもっていて、後者は内容がない。
後者はわざとそうしているフシがある気がしますが(笑)。

わかりやすく話せる人は、ちゃんと言葉を選んでいるように思います。出来るだけ専門用語を使わず、平易な言葉を選ぶ。専門用語で話をすると、何か色んなことを知っているように見えます。実際、専門用語を知っていると話を省略できて楽です。でも楽をすることで、何かが衰えていくように思います。

コラムを書くことで、僕にはたくさんの発見がありました。読んでくれた方はどうだったでしょうか。多分、量も多くて読むの大変だったと思いますので、出来れば何かの足しになるように頑張ったつもりなんですが、もうよくわかりません。すみません(笑)

まがりなりにも4回書けたのは講座でお世話になった先生方や諸先輩方、仲間たちのおかげです。感謝しています。最後にくさくなってしまいました、それでは。

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小野勇樹(おのゆうき)
デザイナー。1986年生まれ。2009年多摩美術大学卒業後、アデックスデザインセンターを経て、2012年Dairy Fresh入社。宣伝会議コピーライター養成講座・専門コース小西利行クラス、クリエイティブディレクション講座修了。


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