エートゥジェイ 代表取締役社長 飯澤 満育氏

エートゥジェイ 代表取締役社長 飯澤 満育氏

「オンライン×オフライン」による販促活動の支援を行うエートゥジェイ。プロモーション・コンテンツマーケティング・クリエイティブの三つの事業軸を持ち、アウトプットの種類は多彩だ。例えば、「O2Oアプリ」「マンガコンテンツ」「レシート広告」「ウェブサイト制作」「オウンドメディア支援」「コラボアイテム専門店運営」など。しかし、同社の代表取締役社長

飯澤満育氏は、「いろいろな手法は、あくまでも成果を残すための手段。お客さまの課題を最も効率的に解決するために、時には既存の手法に捉われず、新商品を開発することもあります」と話す。だからこそ、同社にはアウトプットにこだわる職人型のタイプよりも、課題解決に向けた企画部分にこだわるタイプの人材が数多く在籍している。また、未経験からの中途入社者が多い点も、同社社員の特徴のひとつだ。

「当社と同じような事業を行う会社は、実はほとんどないんです。だから、『あの会社のあの職種の人を採用すれば、即戦力になる』ということはありません。知識や経験よりも、『これから勉強し、知識とノウハウを吸収することで、会社と共に成長したい』という向上心が大事。そうした意味で、採用では人柄を最も重視しています」と飯澤氏。結果、同社には学びや気付きを大切にし、試行錯誤が好きな社員ばかりが集まった。その中で、自然と新商品やサービスの開発も活発化。成長を期待されるベンチャー企業を集めた、「ベストベンチャー100」に5年連続で選出されるなど、会社としての勢いを加速させている。

しかし、飯澤氏率いる同社に慢心はない。「今年の9月頃には、O2Oデータマーケティング研究所を自社内に新設。より、市場や競合の動向を捉えたうえで、最適な課題解決・顧客満足を果たせる環境を整えていきます。また、未経験から入った多くの社員のために、きちんと販促分野の基礎が学べる宣伝会議のカスタム研修を実施する予定。

その費用は数百万円と、決して安くはありません。しかし、宣伝会議が持っている膨大なデータベースに基づいて選ばれた講師の方からの知識・ノウハウやケーススタディを学ぶことは、当社の強みを生かす上で欠かせないと考えています」。研究所新設、研修の実施を経て、9月以降、同社がどのように変化していくのか、目が離せない。

マンガを活用したコンテンツ支援サービス「MANGAPLUS」

レシート裏を利用した広告「Mediaレシート」

成長が期待されるベンチャー企業100社に選出

エートゥジェイ 会社DATA

2007年創業の総合マーケティング支援会社。戦略的なプロモーション企画力と実現力強化を図るカスタム研修を実施予定。

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