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コラム

新しい売上を作る「売り方のイノベーション」~買物客の購買行動を、売り場で操作する~

最終回 売り方のイノベーションとオムニチャネル

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変革期のチャンスを逃さない

「ブランドの購買動機付けをどうするか」「どのように販売場所に誘導するか」「販売場所でどのように購買刺激を起こすか」といった、従来のマーケティングにおける一連の流れは、リテール3.0へのパワーシフトの中で崩壊に向かっています。

日本市場への進出以来、リテール1.0からリテール2.0への変化で固定化された市場シェアを覆せなかったいくつかの外資系メーカーは、このリテール3.0への変革を、市場シェアを再構築できる大きなチャンスと捉えて、シームレス・ショッパー・ベース・デザインによる「売り方のイノベーション」に取り組もうとしています。

私たちも、この変革期は外資系メーカーに限らず、あらゆる業態のあらゆるプレーヤーにとって、固定化された市場シェアを再構築するチャンスだと認識しています。取り組みも増えていますので、近い将来、機会を改めて、いつでもどこでも「買い物ができる」ショッパーに対しての、複合的・重層的な「新しい売り方のイノベーション」の成果を報告できると思います。

売り方のイノベーションとは、新製品等製品のイノベーションがもたらす新しい利益に対して、「売り方の革新」によって新しい利益をもたらすこと。この先さらなるデジタル化が進んだとしても、あくまで、原点であるショッパーのディマンドとインサイトを起点にするということが、売り方のイノベーションを起こすのだと確信しています。