キリンビバレッジは3月3日、自動販売機に陳列する商品サンプルのプラスチック使用量を削減すると発表した。従来のポリカーボネート素材で商品サンプルを立体成型したものから、PET素材のカード型に切り替える。年間のプラスチック使用量を約60%減らせるという。
缶やペットボトルの造形を再現した立体成型の商品サンプルは、商品の改廃時に全部交換していた。カード型でも湾曲させることで、実物に近い見た目にする。使用するペット素材は将来的に再利用できるようにする考え。
梱包サイズも縮小でき、資材を減らせるほか、運搬や交換作業の効率化も図れるようになる。販売会社などへ供給する自販機用の商品サンプルの生産は、2022年末をめどにカード型に移行を完了する予定。
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