ヒーローたちの必殺マーケティング術
石井 原(ネアンデルタール クリエイティブディレクター、アートディレクター)
1969年生まれ。武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒業。博報堂を経て、2005年風とバラッドに参加、2011年ネアンデルタール設立。東京ADC賞、朝日広告賞、毎日広告デザイン賞、日経広告賞グランプリ、東日本ポスターグランプリ、第50回ACC賞マーケティング・エフェクティブネス部門グランプリ ほか。
このコラムについて
4歳になる娘と一緒に過ごす時間が多くなり、子ども向けのテレビ番組やコンテンツをよく見ている今日この頃。例えば仮面ライダーは誕生してから47年、ウルトラマンはなんと50年以上も愛され続けています。世代を超えて熱狂的に支持されている、これらのコンテンツは、ストーリーはもちろん、実は登場するアイテムの販売戦略まで、しっかりマーケティングされているんです。
本コラムでは、そうしたコンテンツの哲学と戦略を学びながら、商品(=ヒーロー)を長く愛され続けるブランドにしていくためのヒントを探っていきます。全6回、広告キャンペーンとの比較なども交えつつ、今のヒーローを知らない人にも楽しんでもらえるような内容です。
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ヒーローたちの墓場
5回にわたってヒーローたちのマーケティングにヒットの秘密を学んできましたが、テーマとして取り上げたのはいわばヒーロー界のメインストリーム。市場での競争に勝ち残ったエリートの皆さんです。
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テレビの敵か、味方か。ユーチューバーのカウンターマーケティング
くり組からりんご組に進級したうちの娘(4)のいちばんのヒーローは、今や「仮面ライダー」でも「プリキュア」でもなく「ユーチューバー」です。
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服育? 食育?それがどうした—NHK・Eテレ「ビットワールド」の狂育マーケティン...
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スーパー戦隊の「働き方改革」!?ダイバーシティ戦略の果て
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ピンチはヒーローを救う!?生存をかけた、 仮面ライダーの 「変身」マーケティング
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2月16日に、クリエイティブディレクターの石井原さん(ネアンデルタール)による新コラムがスタートします。