これからのマーケティングはクロスカルチャーだ! ―日本人マーケターが世界で価値を伝えるには?
作野 善教(doq®グループマネージングディレクター)
2001年ビーコン・コミュニケーションズ入社、日本市場でのマーケティング全般における経験を経て、2006年より米国広告代理店レオバーネットのシカゴ本社にて米国ブランドのアジアパシフィック及び欧州・南米市場向けマーケティング立案を担当。2009年に世界と日本をマーケティングとイノベーションで繋ぐことをビジョンにシドニーでdoq®を創業。異なる文化と背景を持つ多様性に富んだチームと共に、20年50社以上に渡るグローバル市場でのマーケティングを手がけ様々な賞を受賞。オーストラリアの移民起業家を称えるエスニックビジネスアワードにおいて史上2人目の日本人ファイナリストにも選出される。2008年シカゴ大学ニューアントレプレナーズプログラム修了。2011年ニューサウスウェールズ大学AGSMにてMBAを取得。2014年クロスカルチャーマーケティングエキスパートとしてTEDxTitechに登壇。2018年ハイパーアイランド・シンガポール校にてデジタルメディアマネジメント修士号を取得。
このコラムについて
日本とアメリカ、オーストラリアでグローバル市場のマーケティングに取り組んできた経験をもとに、日本と海外におけるマーケティングの捉え方の違いを、プランニング、クリエイティブ、海外パートナーとの仕事の進め方等の実務的な視点から紹介します。特に多民族国家であるオーストラリアの現場から、日本の製品・サービスをどのように人種・文化が異なる人に価値のあるものとして伝えていくか=クロスカルチャーマーケティングの視点で、日本人および日系企業が海外、国内において多様性に富んだチームで多様なセグメントを対象にマーケティングを展開する際の重要なポイントをお伝えしていきます。
-
Withコロナの時代 海外に向けて、どのように日本を伝えていくか?
今回は、今のような時期であるからこそスタートした取り組みを通じて、Withコロナ、Afterコロナの時代において、海外に対してどのように日本を盛り上げていくことができるか、事例とともに解説していきます...
-
「郷に入れば郷に従え!」外国人に情報を届けるためのデジタルマーケティング
前回は日本で活動している企業であっても多言語での発信が必要なこと、翻訳するだけではない様々な配慮が必要であることを解説しました。今回はその延長で、外国人を対象としたWebサイトを開発する時に配慮するべ...
-
日本語が母語のネットユーザーは世界全体の2.6% 日本企業が多言語で発信する際に...
多くの日本企業が「DX」を掲げ、外出先からでも社内イントラネットに接続できるシステムを構築したり、申請用紙に記載・捺印をしていた社内決済フローを見直して電子化を推進したり、といった流れが急速に普及した...
-
シングルメッセージで勝負!日本人が英語で広告クリエイティブ開発を進めるコツ
私たちdoqグループが提唱している「クロスカルチャー・マーケティング」は、企業が自国で培ってきた文化やサービスの特徴を活かしながら、海外の現地特性に合わせてマーケティングの戦略立案や、実施施策の最適化...
-
はじめから80点の完成度を求めるのはNG!日本人が海外パートナーとうまく仕事を進...
グローバル市場で「マーケティングの手法」が異なるように、海外では「パートナーとの仕事の進め方」も異なります。今回のコラムでは、日本人マーケターが海外パートナーと働く時の重要な点について、お話ししていき...
-
「〇〇人」ってどんな人? 日本人マーケターが捨てるべき英語圏のステレオタイプイメ...
今回のコラムではクロスカルチャー・マーケティング、そして日本と海外のマーケティング・プランニングの違いに関して、日本、アメリカ、オーストラリアで広告ビジネスに携わってきた経験をもとにお伝えしていきます...
-
外資系広告代理店マンを経て、職なし、コネなし、カネなしのシドニーで起業
読者の皆様、はじめまして。オーストラリア・シドニーを拠点としてクロスカルチャー・マーケティング・エージェンシー「doq Pty Ltd」の代表を務める、作野善教です。