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コラム

ブラジルADカーニバル

海外で夢を追い続ける日本人若者たち

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今までアーカンソー、ロサンゼルス、東京、ニューヨーク、サンパウロ、リオデジャネイロ、ブラジリアで滞在または勤務してきました。海外で生活していると、貴重な一期一会がたくさんあり、会ったのは一瞬でもお互い励みになる一生の宝物です。今回は海外で挑戦し続ける日本人の友人達をご紹介させて頂こうと思います。

ニューヨークのハイファッションスタイリスト
Hissa Igarashi

ニューヨーク滞在。英語も話せないままJOE MCKENNAに筆で熱烈な手紙を書き、アシスタントに採用され、独立しVogue Italia、Paris Vogue、Vogue Nippon、無数の広告を手掛け、それでも飽き足らず、雑誌を創刊を決意。ザ・ニューヨーカーのたたき上げ。日本で一緒にお仕事していたスタイリストさんからご紹介頂き、私もNY滞在時に気づいたらPRや広告セールスなどどっぷりボランティアお手伝いしていました。ここでの経験は毎日がドラマ。ニューヨークならではの人に裏切られたり、利用されたり蹴落とされたりの洗礼の嵐の中、常に全力疾走。ここでの面白ネタはまた今度機会があれば是非。彼の立ち上げた雑誌TWELV の創刊号もやっと先週アメリカ全土、パリ、ロンドンの書店に並び、日本の書店さんには今月中に並ぶそうです。

Hissa Igarashi

ハリウッドでNo.1の日本人DJ
Loquito
@DJ_LOQUITO
 
彼は高校卒業後18歳で渡米し、彼がロサンゼルスの語学学校にいた時に出会いました。九州男児の元ヤンという興味深い経歴を持つ彼は8年後の今や売れっ子DJとなりました。日本でDJ界は今難しい時期ですが、そこは世界のエンターテイメントのメッカ、ハリウッド。今やラスベガス、ニューヨーク、スペインでも活躍しだし、最近ではRay Wakiyamaくんとコンビを組みPlutoという名前で作曲活動も始め、レコード会社との契約に向け毎朝毎晩、作曲活動に営業に汗を流しています。DJにしろ作曲にしろ全く無知だったのにやると決めたら、ゼロから誰よりも勉強し挑戦し続ける彼の姿はいつもいい刺激になります。

Loquito

フロリダでプロ釣り師を目指している日本人
Kazuki Kitajima 
@kazukitaji

バスプロ(バス釣りのプロ)を目指し、18歳で渡米。アーカンソーの語学学校でクラスメイトでした。初めて会った時に、人見知りをしている4歳年下の彼に「何しにアメリカ来たの?」と聞いたら、「プロの釣り師になるため」とボソッと言われ、大笑いしてしまい本気で怒られたのを覚えています。今はフロリダの貿易会社で働き、日本の築地からの魚をNobuなどフロリダ中の日本食レストランに卸す仕事のかたわら、稼いだお金を全てつぎ込み、バス釣りの大会に出場し続けプロを目指しています。全米大学大会で日本人初の優勝を収めるなど、実績を積んでいますが、なんせマイナースポーツの釣り。ゴルフの石川遼くんのようにはそう簡単になれません。釣ったバスの総合の重さで競うらしいですが、先日の大会でも0.06ポンド(約27g)の差で10位(9位までが入賞)だったらしく、次の挑戦にまた燃えているようです。

Kazuki Kitajima

パリ・インド・日本をまたにかけるファッションデザイナー 
Marie Ueda

ジュエリーブランド「マリハ」を立ち上げたマリエちゃん。インスパイアされるパリをベース拠点としつつ、素材にこだわり天然石をインドで買い付け手作りで制作し、日本の伊勢丹やバーニーズで展開。昨年Vogueにも取り上げられ、本当に素敵です。お互い色んな国にいるので、偶然同じ国にいる時に会い、ホームレス&ボーダレス生活を続けている同志として、なかなか理解してもらえない海外ホテルや飛行機のあるある失敗話ができる、数少ない女友達。1人でブランドを立ち上げ、今や従業員を抱え、邁進し続ける姿がとても素敵です。

Marie Ueda

「海外と働く」と「海外で働く」の違いにも書かせて頂きましたが、海外での挑戦はアウェイでの孤独な闘いです。そんな中、海外組のこんな素敵な同志や日本で挑戦し続ける同僚の活躍する姿にはいつもとても励まされてます。
ありがとう。

海外で活躍するブランド、ユニクロがグローバルフラッグシップ店をニューヨークの5番街にオープンした時の広告。ニューヨークジャックでした。
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