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コラム

高広伯彦の“メディアと広告”概論

ソーシャルメディアの時代なので、クチコミマーケティングを再考しよう:4

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このような式をもって、クチコミを企むプランナーの頭の中で「計算」をするクセをつけておけば、果たして自分が企画している施策が「クチコミとして成立するかどうか」を判断しやすくなる。「もし人に伝えたくなる確率が低い場合どうするか?」、「もし人に伝える確率が低い場合はどうするか?」を気にすることで、(シカケ)と(シクミ)両面から企画を見つめ直すことができるだろう。そしてそれぞれについて何度も練り直せばいい。

クチコミの企み、演習

もう10年ぐらい前になるが、あるレストランガイドサイトのコンサル/企画を行ったときのこと。もともと同サービスでは、バナー広告/メール広告などいわゆる広告出稿による集客を行っていた。しかし、マーケティング投資すればそれなりに集客できるものの、やはり限界があり、当時すでに手詰まりになっているということだった。そこで何か他のマーケティング施策はないか、ということで呼ばれたのだ。

そこで当然のように、クチコミ的な施策が何かないかと求められた。至極シンプルな理由と至極簡単な企画を提案するだけになってしまったので、ビジネス的にはほとんど売り上げにならなかったが、実際には「クチコミの企み」として非常にわかりやすい例となった。その理由(インサイト)と、企画(シカケやシクミ)はどのようなものだったか? 折角なので次週までこの答えはとっておこう。

さて、このコラムを読んできた読者であれば、「レストランガイドの集客プラン」としてどのようなクチコミマーケティング施策を考えるだろうか?

オリエン内容としては「ネット上のレストランガイドであること」、以上。この情報だけでぜひ考えてみてほしい。

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