皆さん、世界は広いもので、タイのバンコクにはコンドームレストランというお店があるのです。
正確にはCabbages and Condoms Restaurant (キャベツ&コンドームレストラン)という店名です。
日本男児として、決して見逃すことの出来無いそのネーミング…
早速ですが訪問してみました。場所はバンコクの中心地からすぐのところ。お店の入り口も店内の雰囲気も非常に好印象。普通にお洒落なちょっとグレード高めのレストランじゃないかと。
全然コンドームの要素ゼロじゃないかと思っていたら…いきなり現れたコンドームでつくられた人形。
ちょっと驚きました…。他にも同じように人形が店内には何体も。
そしてお店の壁には性教育的な内容が。
そうです。非営利法人PDAが1974年当時、タイ政府の課題としていた“家族計画を考える”ことのプロモーション目的として発足し、レストランの運営もしているそうです。
お店の収益は運営団体の様々な活動を支えているそうです。
いわゆる単なる“下ネタ”ではなく、ユーモアに溢れつつも真面目につくられて運営されていました。
食事は至ってノーマルに美味しいタイ料理が出てきました。
帰り際には「うちのお店にはミントは無いけど、コンドームならあります」
というわけでお会計時にコンドームを渡されます。こんなお店は人類史上初では…?
聞いた噂では、キャベツ&コンドームという店名には、コンドームを買うことはキャベツを買うのと同じぐらいハードルを低くするべきであるという意味合いが込められているとか。
ちょっと調べたら、なんと日本にも系列店が!なぜか熊本。
コンドームという一見敬遠されがちなキーワード。それを見事に家族計画や性について気軽に学び、考える場をつくったのはお見事だと思えました。
どうしても社会課題を啓発するときには、堅苦しい場所で堅苦しい話が中心になることが多いです。しかし、それだけではなく、こういうアプローチもあるのだということを学びました。
参照:Cabbages and Condoms Restaurant
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