ボツがチャンスに。
この仕事からは、もう一つ大切なことを学びました。それは、負けたコンペも次の仕事のチャンスになるということ。ここ2年痛感するのは、コンペに勝つ難しさです。もう入社から何敗したことか。どんないい企画もコピーも負ければボツ。仕事としては売上0円。やってらんねえよ、となりそうなところですが、それでも手を抜かず提案してみるもんだなと思ったのが、とあるコンペ。オリエンは「これまで全道に類をみない全く新しいもの」をつくってほしいというもの。全力で応えようとプレゼンした案は、どうやら尖りすぎていたのか採用とはならず残念ながらボツに。しかしその日、うちのプレゼンに大変興味を持ってくださった審査員がいました。それが池田町観光協会の担当者さん。後日、このワイン王国の仕事に声を掛けてくれたのです。
こんなことを書いている矢先、SCCで素敵なイベントがあります。
1年間書き貯めた(貯まってしまった?)ボツコピーを神社に持ち込んで供養してもらうというもの。生まれ変わっていい仕事につながりますように、お手元のボツコピーの山を持ち寄って祈りましょう。
ここまで3回、前職のこと、コピーライター養成講座のこと、今の仕事のこと、だいぶ書き尽くしてしまいました。引き出し少なすぎですね。残りあと1回どうしましょう。よかったら最後までお付き合いください。今回もありがとうございました。
鹿野泰央(かのやすひろ)
株式会社プロコム北海道 コピーライター。1985年2月26日生まれ。北海道北広島市出身。北海学園大学法学部卒業。2011年コピーライター養成講座札幌教室第9期を修了。2012年8月プロコム北海道入社。2014SCC新人賞受賞。
『コピーライター養成講座』
一流を育てる実践型カリキュラム
多彩な修了生を輩出している本講座。広告クリエイティブだけでなく、インタラクティブ領域のコミュニケーション、マーケティングやメディアクリエイティブなど、さまざまな視点からコミュニケーションを構築する能力を養い、次世代のクリエイターを育てます。
「コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常」バックナンバー
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