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コラム

i(アイ)トレンド

SENSORS IGINITION 2016から見えてきた、デジタルとリアルの融合がもたらす価値

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筆者なりの「ゲーム実況が流行るわけ」に対する仮説

そこでスポーツに限らず、人間は自分が経験したことのある(共感できる)、ルールを知っている(理解できる)ものは観戦するのであるということが真実ならば、現代の子供が一番身近に技を競い合ってきたものは他ならぬゲームではなかろうか。小さい時からゲームに慣れ親しんできた子供がYouTubeやニコニコ動画でゲームの実況を夢中で見る事を嘆いたり不思議がる人もいるが、自分が経験したことがあり(共感し)ルールを知っている(理解できる)から見ているとごく当然の自然なことであると考えることはできないだろうか。

リアルとの融合が価値を生み出す

今回の記事で取り上げた事例にはある共通点がある、それは記事のタイトルにも書いた「デジタルとリアル」である。デジタル×チェス、デジタル×ハードウェア、テレビ×ポイント制度、デジタル×スポーツ……それはいずれもデジタルテクノロジーをリアルにあてはめた事例であり、それだけデジタルが身近になったということかも知れない。デジタルの世界の中だけでも大きな価値を生み出すことがあるが、むしろデジタルが従来無関係と考えられていた分野にこそITが付加価値を与える可能性が高いのではないかと考えるのであるが皆さんはいかがであろうか。