アンバサダー用のオリジナルアイテムも制作
藤崎:アンバサダープログラムの基本的な流れを教えてください。
千田:まずSNS上でファンになってくれそうな方がいたら、会話をして、少しでもgooを理解してもらえるように努めます。gooアンバサダーになった方には、オープンにしていないような情報をメルマガやイベントで伝えています。これはアンバサダーだから知ることができたというインセンティブを意識しています。
アンバサダーの方々の情報発信にも期待しているので、どうしたらみなさんが情報発信しやすいかも工夫しています。例えば、日頃使ってもらえるような、身近なグッズを作ってプレゼントしています。これは私たちが提供しているサービスが、ポータルサイトという無形のものなので、どうしたら可視化できるのかというところから生まれました。誰かとの会話で「goo」を話題にしてもらうためのグッズという言い方もできるかもしれません。アンバサダーのみなさんの名前の入った「gooアンバアダー名刺」も作りました。
藤崎:gooのロゴ入りのグッズやケースなどのアイテムもカッコいいですし、もらったアンバサダーも嬉しいですよね。また、「自分がどのポータルサイトを使っているか」などと、普通は周りの人に言うことはないので、「自分はgooアンバサダーです」と伝えるきっかけとして、名刺というアイディアはすごく面白いと思います。
藤崎:アンバサダーイベントについて教えてください。
千田:gooの取り組みを、できるだけ深く知ってもらうように努めています。各サービスプロデューサーが今まで外に出していない情報を直接話すことも積極的に行っています。イベントでは、gooに関するクイズも取り入れていますが、それは記憶に残してもらいやすくするためです。
テーマに関しては、gooのブランドイメージと近い内容の方がアンバサダーの方からの受けがいいようですね。例えば、環境保護や社会貢献に関する情報を発信する「緑のgoo」が挙げられます。他には、「防災アプリケーション賞」を受賞した「goo防災アプリ」なども好評でした。
藤崎:お客様との繋がりを強化するためにいろいろ行っているということですね。グッズを作ったり、イベント企画やテーマ設定を工夫したり、とても共感が持てます。
「アンバサダー視点のススメ」バックナンバー
- ファンのモチベーションは企業や周りの人に読まれている意識(ディーライフ)(2018/8/17)
- 視聴者を横串でつなぐマーケティング手段としてのファン施策(ディーライフ)(2018/8/10)
- ユーザーに委ねることで生まれた、多様なクチコミと説得力がカシオ「PRO TREK Smart」成功の秘訣(2018/5/29)
- カシオ「PRO TREK Smart」が取り組む、ファンやユーザーの信頼で紡ぐブランディング(2018/5/22)
- デルが記事広告の出稿をやめた背景、ファンが執筆する記事は「目線」が違う(2017/12/14)
- デルがファンとの交流プログラムで感じた、マスマーケティングとの違い(2017/12/06)
- ファンの声を直接聞くために社長が全国行脚、ケンタッキーフライドチキンの顧客戦略(2017/11/14)
- ケンタッキー「カーネルクラブコミュニティ」、購買データを使ったマーケティングの限界感から開設(2017/10/31)
新着CM
-
販売促進
ファンタジー好きに訴求するグミ カンロ、空想の果実をイメージした新商品
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
販売促進
横須賀市、メタバースで観光誘致 AIアバターの実証も開始
-
コラム
サムライマックのCMに「ありがとう」と言いたい(遠山大輔)【前編】
-
クリエイティブ (コラム)
アイデアが苦し紛れにくっつく瞬間がある――「KINCHO」ラジオCM制作の裏側
-
AD
マーケティング
なぜ今「POEプランニング」なのか? 強固なファンベースで持続可能な広告運用を
-
特集
CMO X
-
販売促進
ベビー用品の速達デリバリー 日本トイザらス、30分以内におむつやミルクを配達
-
販売促進
「認知獲得」「販促」の両方使えるリテールメディア特性がメーカーの混乱を招く