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コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

コピーライターに向いている、向いていないは関係ない 大事なのは「姿勢」だった

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就活もコピーの課題も、正解が見えない日々

参加したコピーライター養成講座 102期の開講は4月末。当時の私は、就活真っただ中でした。

ここまで読まれた方はお気づきかと思いますが、私は広告会社に関心があり、総合広告会社、制作会社、PR会社など、広告にまつわる業種の会社をたくさん受けていました。もちろんコピーライターという野望も抱いていたわけですが、この時点での私のコピー経験と言えば、大学と博報堂のコラボプロジェクトのみ。思い通りに選考は進みませんでした。

「なんで、101期で通わなかったのか…」。

“悩んだ時は即行動”の大切さを痛感しました。それから間もなく、エントリーシートとコピー課題提出のダブルパンチを食らう日々が続くのです。6月ごろは、よく徹夜したもんだ。

次第に、コピー課題は息抜きになっていました(少し手を抜いていた、とも言える)。驚いたのが、そんな時に出した課題のほうが評価されたこと。今思えば、就活モードがオフの時は、思いついたアイデアを拾いやすかったのかもしれません。

とは言え、当然ながら自信のあるコピーが読まれなかった時は悔しかったし、一番辛かったのは、納得のいくコピーが書けないまま課題提出することでした。正直に言えば、「誰も気づかなかったことを見つけたい!」という気持ちより、途中からは「誰かに認められたい」という気持ちが勝っていたような…。

色々と息苦しい時期もありましたが、毎週ある刺激的な講義が就活のモチベーションになっていたことは間違いありません。しんどい時は、講師の方々が紹介してくださった広告事例やお気に入りのCMをYouTubeで見て、広告コピーに出会った時のあのワクワクを呼び覚ますようにしていました。

そして、しつこく就活を続け、来年4月から念願の広告会社へ企画営業担当として入社することが決まりました。それからは、コピー課題だけに集中して取り組むことができました。

コピーに向き合う「姿勢」を学んだ

残念ながら、卒業課題では受賞することは出来ませんでした。

「実際、私はコピーライターに向いていたのか」。コピー漬けの毎日を過ごしても、結局のところ、そんなことはわかりませんでした。

しかし、毎回の講義を受けて課題に取り組む中で、自分がどんなクリエイティブ思考を持った人間であるのかは発見できた気がします。

それを言葉で表せた時、私は自分のことを「コピーライター」と名乗りたいです。

コピーライター養成講座 基礎コースは「コピーの書き方」を学ぶところである以上に、クリエイターを目指す人間としての「姿勢」を学ぶところだと気づきました。となると、うーん、上級コースも気になるなあ。

最後に、ここまで読んでくださった皆さまに幸多からんことをお祈りします。

P.S.
私がコピーライター養成講座 基礎コースの前に通っていた、宣伝会議の「広告界就職講座」ですが、こちらもおすすめ。広告界に就職希望の学生さんは、ぜひ一度調べてみてください(決して、回し者ではありませんよ)。

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余保 香織

1998年大阪生まれ。宣伝会議コピーライター養成講座基礎コース2019年春クラスを修了。