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コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

コピーを書くということ

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[寄稿者一覧はこちら]

山﨑博司(TBWA\HAKUHODO コピーライター)

こんにちは。TBWA\HAKUHODOの山﨑博司です。
今月のコラムを担当させていただきます。
僕は2010年に博報堂に入社し、2013年からTBWA\HAKUHODOへ出向。
今年、日本新聞協会「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。」などで、TCC最高新人賞を頂きました。
広告代理店の若手コピーライターという視点で、
コピーの面白さややりがいについてお話できればと思います。

はじめての仕事。はじめての挫折。

「じゃあ、キャンペーンコピー100本書いてきて」
それが現場に出て、はじめての仕事でした。
某通信会社の競合。年間キャンペーンをくくる言葉を考える。
そんな打ち合わせに、僕は張りきっていました。
「じゃあ、山﨑くんからいってみようか」
A4用紙に書いたコピーを一枚ずつ見せていきます。
クリエイティブディレクター、コピーライター、デザイナー、営業…
十数人もの視線が僕の手元に。
おっいいね!なんてなるはずもなく、
会議室に流れる長い沈黙…。湧き出る大量の汗…。
自分の無知さをこれでもかと思い知った瞬間でした。
この打ち合わせをいまでもよく覚えています。

コピーライターを目指したきっかけ

そもそも僕が、コピーライターや広告業界を目指したきっかけは、
大学院生のときに参加した博報堂のインターンでした。
当時は2週間のカリキュラム。
広告キャンペーンや職種の座学、実際の商品を用いたチームでのプレゼン作業。
建築を学んでいた自分にとって、
考えやアイデアの幅が広がることに魅力を感じ入社しました。
同期は約100人。ここから営業、マーケティング、制作、人事…
などに分かれていきます。
適正試験で何を見られていたかわかりませんが、
僕はコピーライター配属となりました。

次ページ 「半年間のクリエイティブ研修を経て、現場配属。」に続く


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