コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

すべてのコミュニケーションの根幹には「言葉」がある

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大重絵里(電通 コピーライター)

私はコピーライターですが、
毎日キャッチフレーズだけを書いている、というわけではありません。
配属当初から、グラフィックと同じくらいCMの仕事もやっています。
CMではコピーも考えますが、絵コンテを書いて企画もしています。
また、CMだけでなく、新商品のネーミング、Webコンテンツの制作、小説、コラム、歌詞、映画の邦題、イベントの企画・・・いろいろさせてもらっています。
表現の仕方は様々ですが、すべてのコミュニケーションの根幹には、
やはり「言葉」があります。
その「言葉」はキャッチコピー化されて世の中に出ていくこともあれば、
コンセプトという形でインナーの中での方向性を決める役割の場合もあります。

当たり前ですが、コミュニケーションに公式はありません。
モノを売るために、人を動かすために、何をすればいいのか。
そこをぶれずに考えつづけて、最適な方法を探し出す。
それを言葉に集約して、コミュニケーションの軸をつくる。
コピーやアイデアを生み出すことは筋トレに似ていると聞いたことがあります。
ゴールは多種多様ではありますが、そこに向けて繰り返される思考回路は、
とても単純で地道。そして、続けてこそパフォーマンスが発揮できる。
むきむきのマッチョはアレですが、
きちんと使える、しなやかな筋肉をつけていきたいものです。
                         

○私のキャッチフレーズだけじゃない仕事の一例として。

≪1≫コピーライターなってすぐの仕事。ソニープラザがPLAZAに変わるというブランドの過渡期に携わらせていただきました。キャッチコピーから商品説明までたくさんの文字を書き、ボディコピーの勉強になりました。(スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイルカンパニー<PLAZA>)

≪2≫映画の邦題をつけました。観客動員に直結する仕事でプレッシャーもありましたが、
初日の動員が映画館によっては満員になるなど、とても幸せな仕事でした。(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント<邦題>)

≪3≫1年目のとき採用された初めてのキャンペーン。1974円という価格訴求をするために、1974を「いくなよ」と言語化し、キャッチフレーズに組み込むというキャンペーンを企画。写真は電車の中吊りで展開した交通広告。(ソネットエンタテインメント<1974>)

≪4≫フリーペーパーをまるまる1号編集したことも。必要であればライター&カメラマンにもなります。(朝日新聞社<フリーペーパー「J nude」>)

≪5≫ルミネ有楽町オープンにともない、モデルの着こなしに合わせ日替わりで文章を掲載。フェイスブックと連動させたりしました。(ルミネ<ルミネ有楽町>)

≪6≫商品特性とターゲットを「アルデンテガール」としてコピー化し、CMだけでなく、「アルデンテガール」という言葉で雑誌に特集を組んでもらうなど、コピーがひとり歩きできるように計算して企画しました。(ブルボン<フェットチーネグミ>)

大重絵里(おおしげ・えり)
電通第5クリエーティブ局コピーライター。鹿児島生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。電通入社後、営業を経てコピーライターに。ACCヤングカンヌ フィルム部門シルバー、TCC新人賞受賞など。

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