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コラム

i(アイ)トレンド

MWC 2015、SENSORS IGNITION2015から見えてきたIoTとSoTの関係

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IoTは直接インターネットにつながるか、スマートフォン経由(SoT)になるか?

上記を踏まえ、筆者が考えるIoT (Internet of Things)のあり方に関して仮説を述べたい。多くのサービスはスマートフォン経由インターネットにつながるSoT (Smartphone of Things)ではないかというものである。

人間は直接データを受け取れるものではなくスクリーンなどの媒体を通じてしか情報を消費できないという根本的な理由に加え、他に3つあると考えている。具体的には1) 通信コスト負担の優位性、 2) 通信技術の進捗のスピード そして 3) 機器・コンテンツ間の競争のスピードの向上、である。

1) に関しては、各機器やサービスが独自にインターネットにつながるよりは家庭にあるwifiやいつも持ち歩く携帯の通信契約に乗っかったほうが独自に契約をするより安くて便利なことが挙げられるだろう。2) に関しては5Gに向けて通信技術の発展のスピードが速く、本業でない利用者としての機器メーカーやサービス業者はそれについてゆく手間やコストだけでもかなりのリソースを食われること、そして3)に関しては今後IoTを目指す企業が多くの機器やサービスをリリースする中で、そもそものコストが高くなるうえ自前でアップデートが増えると機器やサービスの提供・更新スピードが落ち結局はビジネスで負けてしまうことが考えられる。

したがって家や自動車などの高額な耐久消費財以外は直接モバイル軽油つながるよりは、スマートフォンとのインターフェイスをいかに快適にするか、それ経由インターネットにつなげるかというSoTに注目したほうが良いのではないかと考えるのであるがいかがだろうか?