世の中の一体感を、つくっていきたい。
コラムが最後ということで、これからの思いを書きたいと思います。
これからの電通での生活で、わたしは世の中の一体感をつくっていきたいです。今回の慶早戦を越える、みんなが夢中になる空気を、つくってみたいのです。
それは、応援部時代の感覚に近いのかもしれません。満員の観客が、夢中になって声を出し、応援し、喜びを分かち合う。そんな圧倒的な雰囲気を、日本中につくれたらいいなと強く思っています。そのためにどんな言葉を発信していけばいいのか。さらに研鑽を重ね、心を動かす強い言葉を書いていけるようなコピーライターになりたいです。
2019年にはラグビーワールドカップ。そして2020年には、東京オリンピックがあります。主役はあくまで、我々に感動を与えてくれる選手たちです。選手のために、何ができるのか。自分のつくる企画が、選手にとって嬉しくないものは絶対に作りたくありません。「その企画を本当にやりたいか、そして本当にできるのか、その企画は相手を喜ばせるのか」。コピーライター養成講座 先輩コースの講師である阿部広太郎さんに言われた言葉を常に考えていきたいです。
そして日本中が、世界中が応援席になり、エールを交換し合う。共に喜びや悲しみを分かち合う、そんな空気をつくっていけたらなと、応援部経験者として願っています。
以上でわたしのコラムはおしまいです。
また皆様の前でお話できるような企画を作れるよう、全力で企みます。早慶戦以来パッとしないねと言われないように、必死に考えて書き続けます。4回に渡るコラム、ありがとうございました。
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近藤雄介
電通 第5CRP局 コピーライター
1991年生まれ。埼玉県南埼玉郡宮代町出身。埼玉県立春日部高等学校、慶應義塾大学文学部人文社会学科社会学専攻を卒業。高校大学の7年間を応援指導部で過ごす。大学では文化麺類学を学び、ラーメン二郎三田本店で働きながら卒業論文「ラーメン二郎研究」を制作した。2015年に早慶戦ポスターを制作し、話題になった。2014年JAAA懸賞論文新人部門ファイナリスト。宣伝会議コピーライター養成講座先輩コース第1期生。現在上級コース受講中。
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