コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

作詞家、コピーライターを目指す。

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【前回のコラム】「コピーライター 谷山雅計さんに聞く教育論「コピーライターはどう育てるのか?」」はこちら

はじめまして!
作詞作曲家、シンガーの岡嶋かな多です。

普段はJ-POP、K-POPのアーティストに作品を提供させて頂いたり、
ボーカルディレクションを始めとした、歌周りのお仕事をしています。

昨年、宣伝会議さんのコピーライター基礎講座を受け、
今回、月がわりのコラムを担当させて頂くことになりました!

音楽業界にいる一ミュージシャンが、広告の世界に惹かれ、
どんな気付きを得ていったのか、書いてみたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!

きっかけは突然

「作詞家として、もっと世の中に届くもの、日常に寄り添えるような歌詞を書くには、どうしたら良いんだろう。」

その時、浮かんだのが、駅で見かける、美女が妙に語りかけて来る、あのポスター。

(なぜ、ちょっとグラビア風なのでしょう)

尊敬する作詞家さんも、広告代理店出身のかたが多い。
CM音楽の依頼も頂くようになって来たし、

これだ!これに違いない!!と、1時間後には、申し込み完了。

今年の目標は宣伝会議賞受賞!
もちろん、授業でも1番を狙います。
1位だと金の鉛筆がもらえるんだ。楽しそうだな…

それが、こんなにも鮮やかに叩きのめされるなんて、思ってもいませんでした。

容赦ない洗礼

初めての課題提出。
取組む時間はあまり取れなかったけれど、ちょっと自信はありました。

理由はたくさん!

・多くの人がふんわり感じていて、言語化されていない物事を、可視化していく
・普段使いの言葉で、いかに強いメッセージを放てるか
・どれだけ多面的な視点(切り口)を持てるか

授業で出て来た上記の「はい、ここ大事ですよー!」は、
作詞家にとっても大切なことばかり。
ここで、くすぶっているようじゃ、まずいのです。

2週間後、初めての格付け

順位が発表されるにつれて、
自分の切り口がとっても普通で、明らかに考え不足だったことを痛感。
(やばい。)

4位、3位、2位、、
それでも無駄に緊張感は高まり、

栄えある1位はっ!!

…もちろん、私では、ありませんでした。涙

見事ランク外。
甘かったです。豆腐の角に頭ぶつけて、出直してきます。

なめてました、ごめんなさい、、

プロの作詞家やってます、、なんて、
恥ずかしくて言えなくなりました。みんなすごすぎ。なんやねん。

考えてみれば、ここにいるほとんどのかたが、
文学やコピーライティングを始めとした「クリエイティブ」を愛していて、
そこに生きがいを感じ、一生懸命取組んでいる。

そんなかたが数万人、全国にいて。

それなのに、自分のキャリアや、時間が無いことに甘えて
「こんなもんかな」で提出してしまったのです。初心者なはずなのに。

私は、コピーライター以前に、
自分自身の弱さを突きつけられた気がして、
思わず天井を仰ぎました。

(これは、もう一回本気でやらないと、まずいやつだ。)

大変かもしれないけど、だからこそ、きっと楽しい。
こうなったら、みっちり勉強しよう!と、決めた春の日でした。

つづく

岡嶋かな多/ Kanata Okajima
ボーカリスト、作詞作曲家、ボーカルプロデューサー

嵐、安室奈美恵、EXILE ATUSHI、E-girls、三浦大知、少女時代、和田アキ子を始め、通算300曲以上の作品の制作に参加、提供。オリコン1位の獲得は、20回を越える。2013年秋より、スウェーデンにある大手音楽事務所「Roasting House」と契約し、活動拠点をヨーロッパへ。よりグローバルに活動を始める。幼少時、アメリカで過ごした経験を活かした英語翻訳、ディレクション、ナレーション、ラップ、ラジオパーソナリティにも定評有り。マルチに活躍する、次世代ミュージッククリエイター。

 
 


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