コラム
CSR視点で広報を考える
IT社会の到来で、コミュニケーションのあり方は大きく変わりつつあります。これまでは、記載項目(What?)に注目されていたCSR(企業の社会的責任)の視点も、ようやくどのように(How?) 表現するかに焦点があてられるようになりました。時代の変化に伴い大きな進化が期待されるCSR活動を通じて「広報」の進むべき道を具体的事例を検証しながらひも解いていきます。
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第74回安全が保証される職場が期待される時代
日本でリストラクチャリングと呼ばれた雇用調整が全盛期のとき、タクシーの運転手が狙われ、重傷を負ったり、亡くなった事件が多発した。今月22日に発生した事件の加害者は中学3年の男子生徒で、少年犯罪が引き起こしたバスジャック事件である。 -
第73回様変わりした反社会的勢力の実態と対応
反社会的勢力が自ら企業に対して関係がないことを認める証明書を発行するサービスまで登場した。最近では反社会的勢力の仕事の実態も様変わりし、あの手この手の新サービスの提供などで、油断すると反社会的勢力と何らかの関わりが発生してしまう事例も出ている。 -
第72回鳩山元首相のイラン訪問に見る政治家のリスクコミュニケーション能力
訪問前より物議をかもしていた鳩山由紀夫元首相は、アフマディネジャド大統領と会談した。鳩山氏が「国際原子力機関(IAEA)がイランを含む特定の国に二重基準的な対応をとっていることは不公平だ」と語った、とするコメントを発表したことで、政府内や与野党から批判の声が上がった。 -
第71回CSR・広報新任者への今後の課題と解決へのキーポイント
日本は、東日本大震災や原発問題、市場を代表する上場企業の不祥事に直面し、国や企業の社会的責任について明確な対応ができないまま、迷路を彷徨っているかのようである。政府が進める消費税増額、自治体における瓦礫の引受け可否、食品業界や消費者に関心の高いセシウム新基準の設定など、ソフトランディングを考慮しすぎて議論すべき各ステークホルダーのデメリット分野に対する説明が十分になされていないことが散見される。 -
第70回熱い米国人ブログに見る日本の素晴らしさの再発見(2)
今週も「insidejapanblog」通称IJTブログの中の「10 Reasons why Japan is so greatから話題を提供する。前回のコラムでは米国人の視点から見た10の日本の素晴らしさの発見の中から8つの「魅力」を紹介した。今回は残りの2つを紹介する。第9の魅力は「共生への配慮」。 -
第69回熱い米国人ブログに見る日本の素晴らしさの再発見
最近、米国人によるブログが熱い! 「insidejapanblog」通称IJTブログでは毎日日本の文化、ビジネス事情、観光情報など、日本におけるホットな話題が投稿されている。その中でも「10 Reasons why Japan is so great」という投稿がひときわ目を引いている。この投稿が始まったのは今月12日で、現時点(20日)の段階で8つの日本の魅力について語られている。 -
第68回東日本大震災1年を経て、世界各国から問われる日本の国力、復興力、危機管理能力
今週日曜日14時46分、東日本大震災の発生1年を向かえ、被害者に対して各地で一斉に黙祷や追悼式が行われた。多くの人々がその悲しみを再び認識し、二度とこのようなことがないことを祈り、一方で復興が思うように進んでいないことに不満や不安を抱えていたことだろう。 -
第67回世界の企業経営陣を震撼させた「東電株主代表訴訟」がついに始まる
昨年11月に一部で報道されていた東電に対する株主代表訴訟が、訴訟提起請求先の株主に今年1月正式に「不提訴理由書」が送達されたことで現実のものとなったことが確認された。株主42人が新旧役員27人を相手取り総額5兆5045億円の損害賠償を東電に支払うよう求めたもので、マスコミ各社が一斉に報じた。 -
第66回原発民間事故調報告書で「稚拙で泥縄的な危機管理」と評された政府の実態
2月28日、多くのマスコミ各社の報道で当時の政府の原発対応に批判が集中した。その背景となったのは、福島原発事故独立検証委員会による民間事故調査委員会検証報告書が、記者会見を通じて公表され、官邸の指示が事故の拡大防止にほとんど貢献しなかったと総括されたからである。 -
第65回リスク管理者会議での爆弾発言!「恋愛術」からリスク管理を学ぶ
「恋愛」とは相手を知ること、理解すること、許すことである。世界中のリスク管理の専門家が集まる会議で、「リスク管理とはまるで手強い相手と恋愛をするようなものだ」と話す初老の男がいた。男いわく、恋愛を成就するためには、まず出会いがあり相手を知るところから始まる。リスクも同様で、ヒヤリ・ハットの出会いがあり、そのリスクに関心を持つことに。
ゼウス・コンサルティング代表取締役社長(現職)。1981年、早稲田大学教育学部を卒業後、AIU保険会社に入社。数度の米国研修・滞在を経て、企業不祥事、役員訴訟、異物混入、情報漏えい、テロ等の危機管理コンサルティング、災害対策、事業継続支援に多数関わる。2003年AIGリスクコンサルティング首席コンサルタント、2008年AIGコーポレートソリューションズ常務執行役員。AIGグループのBCPオフィサー及びRapid Response Team(緊急事態対応チーム)の危機管理担当役員を経て現在に至る。これまでに手がけた事例は2700件以上にのぼる。文部科学省 独立行政法人科学技術振興機構 「安全安心」研究開発領域追跡評価委員(社会心理学及びリスクマネジメント分野主査:2011年)。事業構想大学院大学客員教授(2017年-2018年)。日本広報学会会員、一般社団法人GBL研究所会員、日本法科学技術学会会員、経営戦略研究所講師。
ゼウス・コンサルティング代表取締役社長(現職)。1981年、早稲田大学教育学部を卒業後、AIU保険会社に入社。数度の米国研修・滞在を経て、企業不祥事、役員訴訟、異物混入、情報漏えい、テロ等の危機管理コンサルティング、災害対策、事業継続支援に多数関わる。2003年AIGリスクコンサルティング首席コンサルタント、2008年AIGコーポレートソリューションズ常務執行役員。AIGグループのBCPオフィサー及びRapid Response Team(緊急事態対応チーム)の危機管理担当役員を経て現在に至る。これまでに手がけた事例は2700件以上にのぼる。文部科学省 独立行政法人科学技術振興機構 「安全安心」研究開発領域追跡評価委員(社会心理学及びリスクマネジメント分野主査:2011年)。事業構想大学院大学客員教授(2017年-2018年)。日本広報学会会員、一般社団法人GBL研究所会員、日本法科学技術学会会員、経営戦略研究所講師。