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コラム

since 1963 コピーライターの登竜門!第50回 宣伝会議賞 特設コンテンツ

【宣伝会議賞チャレンジ宣言(1)決意の9月編】「趣味の“大喜利”活かして宣伝会議賞に初挑戦」森本祥司さん(28歳)

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グランプリを目指す16人の挑戦者たちが、応募から結果発表までをつづる「宣伝会議賞チャレンジ宣言!」。第一弾は、「決意の9月」編です。自己紹介や応募にあたっての意気込みを一人ずつ語ります。8人目は、コピーライター養成講座に通いつつ宣伝会議賞に初挑戦する森本祥司さんです。森本さんのプロフィールはこちらから。

コピーライターを目指したきっかけも大喜利

森本祥司さん
森本さんのプロフィールは
こちらから

森本祥司(もりもと しょうじ)と申します。
これから「宣伝会議賞」への取り組みを書かせていただきます。

僕は今年の3月に会社を辞めました。
今は東京でフリーターをしながらコピーライター養成講座に通っています。

講座に通うまでは宣伝会議賞の存在を知りませんでした。
学生でもない広告門外漢がコピーライターになるためには、どうにかして実績をつくらねばと考えていました。そんななか、広告コピーの賞として最大規模の宣伝会議賞を知り、即、応募を決めました。

コピーライターを目指したきっかけは、趣味の“大喜利”です。
大喜利とは簡単に言うと「お題に対して面白く回答する遊び」です。単純なルールですが、お題に寄り添いすぎるとありきたりになるし、離れすぎると訳がわからなくなるので、ちょうどいいところをつくのに技術が要るのです。

高校までは芸人さんがやっているのを見る側でしたが、大学に入ってから、答える側にまわる楽しさも知りました。ただ、芸人さんのようにお客さんを集めることはあまりありません。「大喜利投稿サイト」と呼ばれるWebサイトがあり、そこに参加していました。小さい頃からしゃべることが苦手だったせいもあり、“書く”ことに特化したこの遊びは心躍るものでした。学費を払ってくれていた親には申し訳ないのですが、大学の講義中もノートの端っこにネタを書き留めるという、漫画家を夢見る中学生みたいなことをやっていました。

学業をおろそかにして大喜利にのめりこんだ結果、僕は留年しました。「遊んでばかりいたから痛い目にあった。これからはマジメに頑張ろう」と思った僕は、心をいれかえて勉強に励み、なんとか卒業し、なんとか就職することができました。

大喜利魂を込めた1500本を応募します。

森本祥司さん

大喜利魂込めてます。

就職先は本当に良い会社でした。仕事は数学の教材をつくることで、理系が好きな僕に合っていました。しかし3年目、ふと「これ、自分じゃなくてもよくないか?」と感じる瞬間がありました。やりがいのある仕事でしたが、自分より向いている人がいるような、もし誰かが代わりにやって、僕より高いパフォーマンスを見せても平気で許せちゃうような、そんな気がしたのです。

転職サイトを見ていると、たまたま、コピーライターという職業に目がいきました。意味だけ知っていて、あまり意識していなかった言葉でした。しかしそのとき、留年してしまうほどのめりこんだ大喜利のことがファーっと頭に浮かんできたのです。コピーライターって、もしかして大喜利じゃないか!?

大喜利がコピーライターにつながるのであれば、大喜利が社会に役立つことになります。自分が人生をすり減らして打ち込んできた大喜利が、人の役に立つかもしれない。そう考えるともうコピーライターを目指さざるを得ませんでした。

コピーの考え方はたくさんあると思いますが、僕は今回、あえて大喜利の技術で宣伝会議賞に挑みます。大喜利がコピーに通用するのか、大喜利が社会に役立つのか。制限枠の1500本すべてに大喜利魂を込めます。

以上、まだなってもいないコピーライターの長ったらしい自伝にお付き合いいただきありがとうございます。今後もお付き合いいただけるとありがたいです。よろしくお願いします。


明日は、赤星薫さん(32歳)の「宣伝会議賞チャレンジ宣言(1)決意の9月 編」をお届けします。
挑戦者16人のプロフィールはこちらから。

[「宣伝会議賞チャレンジ宣言(2)10月の試練編」での森本さんのコラムはこちら

【宣伝会議賞チャレンジ宣言(1)決意の9月編 バックナンバー】

『宣伝会議賞』
日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」は第50回を迎えます。1963年にスタート以来、広告界で活躍する一流のコピーライターのほか、糸井重里さん、林真理子さんといった著名な書き手を輩出してきました。50回目となる今回は50社の協賛企業から課題が出されており、第一線で活躍する100人のクリエイターが応募作品を審査します。課題は9月1日発売『宣伝会議』本誌にて発表、2012年10月31日が締め切りとなります。

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