食べログのやらせ投稿問題、ちょっとアメリカ事情を調べてみた
食べログのやらせ投稿問題は、民放各局でニュースや情報番組で思いのほか大きく報じられ、ついに消費者庁が景品表示法に基づき、調査を進めることが明らかになりました。ステルスマーケティングに厳しいイメージのあるアメリカでは、今回の食べログのやらせ投稿問題はないのでしょうか。ちょっと調べてみました。
5ドルで5つ星のクチコミを2件書きます
先日、クチコミサイトの米Yelpが米証券取引委員会(SEC)にIPO申請しました。Yelpの2011年第1-3四半期の売上高は前年同期比81%の約45億円(5800万ドル)、純損失は約5億9千万円(760万ドル)で、赤字であるものの、ビジネスは高成長を続けています。また、2011年9月末時点で、1カ月当たりのユニーク訪問者数は約6100万人、掲載店舗数は約53万件で、アメリカ社会に深く根ざしていることがうかがえます。私が注目したのは、ニューヨーク・タイムズで昨年8月に掲載された記事。
アメリカでは、わずか400円足らず(5ドル)で5つ星のクチコミを2件が取引されてます。昨日の報道では、食べログのクチコミ月5件で10万円でしたので、価格破壊がスーパー進んでいます。英語圏ならではのグローバリズムを感じます。
ひと役買っているのが、2010年にサービス開始したばかりのFiverr。誰でも仕事を登録でき、誰もが簡単に発注できるサービスです。ユニークなのが価格です。どんな仕事でも一律5ドル、日本円で400円未満。5ドルというお手ごろ価格ということから、ちょっとしたお助け案件がズラッとサイトに並んでます。
そのFiverrに「5ドルで、あなたのビジネスに対する良いレビューを2件書きます(For $5, I will submit two great reviews for your business,)」なんて、やらせ投稿が取引されているわけです。アメリカでもやらせ投稿があふれると、AmazonやYelpのようなサイトで本来の価値が失われてしまうと問題視されてます。
アルゴリズムでやらせ投稿を退治
人がやらせ投稿か否か判断するのは難しことです。名乗りをあげたのが、コーネェル大学の研究チームです。アルゴリズムでやらせ投稿を検知するという論文を発表しました。
本物と偽物のクチコミを90%程度で見分けることができるアルゴリズムに注目が集まり、Amazonや旅行サイトなど多数の企業から問い合わせを受けてるそうです。
GoogleとSEO広告会社のように、クチコミのいたちごっこもまだまだ続くような気がします。

















