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コラム

コピーライター養成講座 講師・卒業生が語る ある若手広告人の日常

厳しい現実と筋トレ

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室山加奈子(シナジーマーケティング 営業部西日本企画制作グループ ディレクター/宣伝会議コピーライター養成講座 2012年春基礎コース、Web&広告プランニング講座2011年秋 修了)

こんにちは。12月のリレーコラムを担当している室山です。

思い切って宣伝会議コピーライター養成講座基礎コースの門を叩いた私に待ち受けていたのは、厳しい現実でした。
初回の課題から、コピーがすごくうまい人がいるんですよね。
同じ課題を、同じ説明で、同じ時間を与えられて考えたのに、どうしてこんなに差が出るのか。彼らと何が違うんだろう。彼らは何者!? それとも私がダメすぎるの? ショックな気持ちでいっぱいになりました。

そんな私でも、修了してみると半年の間に3回「金のえんぴつ」(注)をいただくことができたのですが、内訳は、コピーの課題でいただいたのが1回、あとの2回は企画が課題になった時でした。

コピーでは散々だったのに、企画の課題で初めて金のえんぴつをもらった時に思いました。私はコピーは書けないけど、企画は割とイイ線いけるらしいと。
頭ではわかっていた、「人には得意・不得意がある」ということを身を持って思い知りました。振り返ってみると、私はこれまでの人生、本能の赴くまま、出来ることしかやってこなかったんですよね。苦手なことと向き合うのを避けてきたのに、思わぬところでそれを突きつけられてしまいました。

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講座ではたくさんの仲間に出会い、支えられました!

そのまま逃げてもよかったのですが、せっかく受講しているので、今は「苦手なこと」に取り組める環境にいるんだ、と気持ちを切り替えることにしました。そして、その頃から始まった少人数クラスが良い転機になりました。

少人数クラスでは小池光洋先生のもとで「コピーの筋トレ」をテーマに学びました。
「まったくコピーが書けない人でも、コピーライターと名乗れるくらいのところまで持っていきます」と宣言した先生のクラスはまさに筋トレ。正しいがんばり方を知るのは新鮮で、続けているうちに少しずつ書けるような気がしてきました。そしてついに、少人数クラスで書いたコピーで金のえんぴつをもらうことができたのです。

苦手分野であっても、正しいがんばり方をすることでそれなりの結果を出せる、という体験は、これまで出来ることしかやってこなかった私にとっては大きな発見であり、自信につながりました。もちろん、本能で出来ることに努力を重ねる人には敵いませんが・・・。

最終回は講座と仕事を通じて感じたことをまとめたいと思います。


(注)宣伝会議コピーライター養成講座では、受講生が取り組んだコピーライティングや企画コンテなどの課題の中から、講師が10本程度の優秀作品を選定して「金のえんぴつ」をプレゼントしています。受講生はこの「金のえんぴつ」の獲得を励みに課題に取り組んでいます。

室山加奈子(むろやまかなこ)
シナジーマーケティング 営業部西日本企画制作グループ ディレクター。1979年生まれ。関西大学総合情報学部卒業後、書店アルバイト、制作会社とクライアント企業両方でのWebディレクターを経て2012年10月から現職。宣伝会議コピーライター養成講座 2012年春 基礎コース、Web&広告プランニング講座2011年秋 修了。


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